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非協力的な家族と、片付けを行う方法

ここ数ヶ月実家の片付けを行っています。
実家はかなり散らかっている為、既に10回以上片付けに行きましたが、まだまだ終わりが見えません…

両親は還暦を過ぎている為、心身共に健康なうちに片付けを完了したいと思っています。


母は片付けに協力的なのですが、父は全く片付けをしたくないようです。
俺の物に触るな、と我関せずの態度です。

しかし、父の物が家中に溢れており、ある部屋は天井近くまで趣味の道具が山積みになっており…
どこに何があるか把握できていない為、同じ物を何度も購入している状態です。

この状況で片付けに協力的ではないのが、本当に腹が立ちます。笑
全然笑い事ではないのですが…

今回は、片付けに非協力的な家族にやる気になってもらう為に、どのようなアプローチを取ったらよいか考えてみました。

①片付けがしたくない理由を探る

おそらくですが、散らかっている部屋で気持ちよく過ごせる人はほとんどいないと思います。

本当に片付けがしたくないわけではなく、面倒な気持ちが勝つ為に行動に移せないのだと思います。

また、今のままでも特に問題ないと思っている可能性もあります。
まずは、片付けたくない本当の理由、本当の気持ちを探るのが先決です。


②潜在的なニーズを探る(目標を決める)

片付けに非協力的であっても、実は理想の家や部屋という物を持っている可能性があります。

面倒な気持ちが勝っているから実行しないだけかもしれません。

実際はどのような部屋で、どのような暮らしがしたいか、潜在的なニーズを探っていきます。

ニーズが判明したら、「片付けは面倒」「物を捨てたくない」というマイナス面にフォーカスしている気持ちを、プラスに変化させていく必要があります。

「実はこんな部屋で、こんな暮らしがしたい」という前向きな気持ちを、実際に現実にできるんだ、という希望を持ってもらわなければなりません。

「ここの物を減らしたら、スペースができて趣味の物を飾れるよ」や、「この部屋をすっきりさせたら、欲しいと言っていた趣味部屋が作れるんじゃない?」などの言葉かけによって前向きなイメージを持ってもらいます。

間違っても、「ほとんどゴミじゃない?」「このままだと一生片付かないよ?」などと言ってはいけません。


理想の部屋については、写真などがあると尚いいです。
具体的にイメージしやすいからです。

写真や具体例が無ければ、「北欧風インテリアが好き、和風が好き」などでもよいので、少しでも片付け後のイメージを持ってもらうことが重要だと思います。

もしくは、趣味部屋を充実させたい、など抽象的な所から始めてもよいかもしれません。


③心理的障壁が低そうな物から手をつける

少しでも片付けしてみようかな、と協力的になってもらえたら、簡単な物から手を付けていきます。
小さくてもいいので、成功体験を積んでもらう為です。

少しずつでも、何かを処分するとスペースが増えていきます。
片付けって意外に簡単かも、スペースが増えて嬉しい、という前向きな感情を抱いてもらえればOKです。

処分しやすい物は人によって違うと思いますが、洋服や本、靴などは心理的障壁が低いと言われています。
着ていない服、読んでいない本、履いていない靴などは明確にわかるからです。

逆に難しいのが、写真やアルバムなどの思い出の物、手紙や書類などです。

思い出の物は心理的に捨てづらく、片付けのペースが落ちます。

手紙や書類は、一枚一枚確認する必要があるのと、処分して問題ないか判別するのが難しい物がある為、後に回すのが吉です。

処分しやすい物の話に戻ります。
服や靴などの中で明らかに劣化している物、使っていない物を選んで、実際に処分してもらいます。

一つでも自分で判断して処分できた、スペースが少し増えた、という実感を持ってもらいます。
成功体験を少しずつ積み重ねていくのが重要です。


④疲れた時はしっかり休む

物を処分していくことは、精神的にも肉体的にも疲れます。
要不要を一つ一つ判断していくので、単純作業であっても脳が疲れます。

家族が疲れてきていると感じたら、ペースを上げすぎず、すぐ休むとよいです。

また、一気にやりすぎると、「しんどい。もうやりたくない」「物を捨て過ぎて、気持ち的に落ち込んだ」など片付けに対するマイナスイメージが植え付けられる可能性があります。

特に思い出の品を捨てる作業をやっている時は、精神的に辛くなりがちです。

自分のペースでやってもらう、ということを意識する必要があります。


最後に

私の場合、父がなかなか片付けに協力してくれませんでした。
初めはとにかく、母の物だけを母と一緒に片付けていきました。

何日も続けていくと急に父から、「これも捨てていいぞ」と物を差し出されました。
何で上から目線?とイラッとしましたが、少し片付けスイッチが入ったかな、と嬉しくなりました。

家族と言えど、人の物を勝手に捨てることはできないので、地道に説得していくしかないです。
説得には時間がかかりますし、なかなか作業が進まずイライラする時もあります。

しかし、焦らずに家族の為と思って取り組めば、理解される日が来ると思います。

大変ですが、少しずつサポートしながら、片付けを進めていきたいです。

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