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家族の形見を使うということ

祖父母の形見をいくつか日常使いしています。
今回は、譲り受けた物をご紹介していきます。

祖父母の家を解体する時にもらった物

母方の祖父母が亡くなり、祖父母が住んでいた家を解体することになった時に、文机を譲り受けました。
15年以上前の話です。

文机とは床に座って使う、木製の背の低い机のことだそうです。
手紙を書いたり、読書をする時に使う机です。

私はBlu-rayレコーダー、Wi-Fiルーターなどを置いて使っています。
テレビ台のような使い方です。

渋い見た目

かなり古い物ですので、机の表面はぼろぼろで、汚れや傷がたくさんあります。
それでも、足の形や色合いが気に入っており、使い続けています。

表面はボロボロ
足のデザインが気に入っている


倉庫を片付けた時にもらった物

以前書きましたが、レンタル倉庫を片付けた際に、大量の食器が出てきました。
祖父母が使っていた物です。
その中から、気に入った物をもらいました。
小皿とコップです。

レトロな雰囲気

レトロな印象で気に入っています。

大量の食器を処分して思ったのですが、古い物でも普遍的なデザインであれば問題なく使えるということです。

ただ単に古臭く見える物は、やはり使う気になれませんでした。
その辺の線引きは難しいですね。


実家の仏壇から出てきた物

母と実家の仏壇を片付けている時に、引き出しの中から出てきました。
祖父が使っていた時計です。
ちょうどスクエア型の時計が欲しいと思っていたので、譲り受けました。

SEIKOの腕時計

電池式(クオーツ)の時計ですが、おそらく20年近くは止まったままになっていました。

幸い電池からの液漏れも無く、時計屋にて簡易清掃と電池交換をしてもらったところ、無事動き出しました。
簡易清掃と電池交換で2千円くらいでした。

革ベルトは劣化してボロボロになっていたので、交換しました。
レトロな印象を壊さないよう、ブラウンのベルトを選びました。

祖父が着けていた時計を使うのは、不思議な気分です。
20年近く前に、祖父の腕で時を刻んでいたんだな、と思いを馳せてしまいます。

形見を使っていて思うこと

いい物、普遍的なデザインの物は永く使えるんだなと思います。
私が譲り受けた物は高価な物ではないですが、どれもベーシックなデザインだと感じます。

腕時計や食器は20年〜30年程、文机に至ってはおそらく50年程前の物です。
新しい物を購入するのもいいですが、昔からある物を永く使っていくのはサステナブルでいいなと思います。

物を買う時に、何十年も先の事まで考えることは少ないですが、できるだけ永く使える物を選択していきたい…。
形見を使っていると、そんな事を考えます。

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