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片付けとは、感情と思考の整理

片付けをしていると、色々な感情が湧きあがります。
どちらかと言えば、マイナスの感情の方が大きいかもしれません。

今回は、私自身が片付けをしてきた中で、感じたことや考えたことを書きたいと思います。

気持ちがすっきりする

部屋を片付ける目的の大部分は、すっきりした部屋で過ごしたい、ということではないでしょうか。
部屋を片付けることでこの目的が達成され、とてもすっきりします。

片付いた部屋で過ごすと気持ちも軽やかになります。
多くの人が散らかった部屋より、綺麗な部屋の方が好きだと思いますので、これは当然の感情かもしれません。

思考が整理される

物を捨てていくと、思考が研ぎ澄まされていきました。
必要な物と不要な物を選別していく作業の中で、自分が本当に大事にしている物がはっきりしていきます。

本当に自分の好きな物は何か、なりたい自分、理想の生活はどんな物か、などがはっきり見えてくる感じです。

雑然とした部屋だと、好きな物や大切な物が、どうでもいい物に紛れてしまい見えなくなります。
部屋を整理することによって、思考も整理されていくと感じました。

自分の価値観は、自分で決める

不要な物を処分していく過程で、なぜこんな物を買ってしまったんだろう、と自己嫌悪に陥ることがありました。

購入した時は確かに欲しいと思ったはずなのに、一度も使っていない物。
セールになっていたからと買った洋服が、家に帰って改めて着てみると、そんなに好みではなかったと気付く。

自ら欲しいと感じたと思っても、実はテレビのCMや雑誌の広告、Web広告などで購買意欲を刺激されただけかもしれません。
セールや特売に釣られて買ってしまうこともあると思います。
もしくは、友達や知り合いが持っていて羨ましくなり、買った物もあるかもしれません。

普段の生活の中で、気付かないうちに他人の価値観、マスコミが提供する価値観に影響され、本当に自分が欲しい物がわからなくなっている、私にはそういう時期がありました。

不要と判断した物の中にそういった物が含まれていると、悔しいような、悲しいような気持ちになります。
自分の欲しい物すら、自分で判断できなかったのか。

世間の情報に振り回されていただけだった。
それに気付いてから、無駄な買い物が減ったと思います。

本当に自分が欲しい物、自分に似合う物、お気に入りの物は何か、徐々に自分の中で基準が定まっていったように感じます。

自分の価値観は、自分で決めるしかない。
また、価値観は自分で育てていくものだ、と思うようになりました。

管理できる物の量がわかる

不要な物を減らしていくと、こんなにたくさんの物は、そもそも自分には管理できなかったんだ、と気付きました。

不要な物はクローゼットや押入れ、机の引き出しの奥の方に眠っていることが多かったです。
これらは普段、日の目を浴びることはありません。

私の場合、長い間使っていない物は、ほとんどが不要な物でした。
普段使わないからと奥の方に追いやられていて、そこに存在していることすら覚えていなかったです。

日常的に利用している物、本当に必要な物だけに絞れば、自ずと自分が管理できる量が把握できました。

最後に

片付けをしていると、自分の見たくない所が炙り出されるようで、つらい気持ちになります。
しかし、目を逸らさずに向き合うことで、二度と無駄な買い物をしなくなるので、この作業は必須だと思います。

私は過去に3回程大きな断捨離を行いましたが、回数を重ねる程に自分にとって大事な物が何か、はっきり分かるようになりました。

片付けを通して自分の感情と向き合う、この作業はこれからも定期的に必要だと思っています。

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