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Lightroomの「かすみの除去」で背景紙のテクスチャを消し去る

最近自分のブログのアイキャッチ画像に、ミニマルなベタ塗り背景+プロダクトの写真を使う事が増えてきている。

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こういうのとか。

Nreal Air

大体は白い背景で撮った写真を切り抜いてPhotoshopで着色して作っているのだけども、今回書いたNreal AirのレビューはARグラスという性質上、半透明のパーツがあるので後付けの加工で同じことをするのは面倒だった。

なので、今回はエレコムの色付きの背景紙を使ってアイキャッチ用の写真を撮る事にした。

ただ、撮ってから写真を見て気づいた。そのままだと、紙のテクスチャの主張がだいぶ強い。以下がその写真。

いかにも画用紙というか、紙の質感が乗っている。これはこれで味があって好きではあるけど、既存記事のアイキャッチ画像との統一感を持たせたいなと思った。そこで思いついたのが、Adobe Lightroom CCで背景選択をして、「かすみの除去」効果を背景にのみ反映させるという方法だ。

Lightroomの「マスク」から背景を選択すると、このように背景部分を綺麗に切り抜いて選択してくれる。ここで「かすみの除去」のスライダーをマイナス方向に50動かすと、以下のようになる。

プロダクト部分はくっきり残ったまま、背景だけ画用紙感を軽減する事に成功した。いわゆる「ベタ塗り」な感じが出せたと思う。その上でプロダクト本体の影も残っているのがありがたい。

かすみの除去は一般的にはかすみがかった写真をくっきりさせるプラス方向に使われる事が多いイメージのある効果だけど、逆方向に使うとかすみを追加して独特な効果を得る事ができる。今回はこれが上手くハマった。

ちなみにスライダーを極端に動かしすぎるとこうなる。

かすみの除去-100。範囲選択の境界線がパリッと出すぎているというか、そういったところで不自然が生じている感じがする。というわけで、-50が落とし所かなという感じになった。

改めてビフォーアフター(かすみの除去0→-50)を比較用に左右に繋げたものを見てみる。

かなり綺麗に紙のテクスチャをそぎ落とせているんじゃないかなと思う。

以上。メモがてら書いてみたけど、誰かしらの参考になれば。


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