せんせいのお人形 【著者 藤のよう】
comicoで完結済み。単行本既刊3巻(以降の発刊未定)。2019年マンガ総選挙6位入賞
タイトルで誤解を招くが、中身は硬派。大まかに、ストーリーは少女の成長と、それに伴う周囲の変化を追う日常もの。人が生きるとは、学ぶということは何なのか、またその意味は。取り返しのつかない過去に対しどのように生きるのか、家族とは…。
個人的に最も好きな話は2巻(20話)の「学問の鳥観図」の話。「世界のぜんぶが書いている本」、私も子供の時に探していて、百科事典が一番それに近く宝物にしていたことを思い出す。この話から一気に好きになった。
各話の小題や登場人物の言葉の選び方から著者の頭の良さが見えてくる。子供にも読ませたが面白いようで、続刊を期待している。内容自体はcomicoで読了済み。しかし電子書籍よりも、手元に単行本としておきたい種類の作品。細かな感想は後日書いていきたい。
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