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【家庭科の授業】カイコを育てて糸まで取ってみた

現役高校家庭科教師のkiquです。

衣生活分野の繊維について、ほとんどの生徒は興味ありません。

繊維全般を広く浅く扱っていてはつまらない授業確定です。教員歴28年でもなかなか難しいものです。毎年悩んでいました。

今回、思い切って「絹」に絞り、カイコから繭にして糸を取るまでを授業にしてみました。

家庭基礎の教科書の関連ページ
1日目 届いたとき 
奥の茶色は人工飼料(エサ)


2日目


桑の木がないので人工飼料を与えます
本当は桑の葉で育てたかった


3日目 脱皮した
29日目


油断したら産卵までしてしまった
カイコガは飛べないので逃げない


カッターで切ってみた
カイコガの正面顔はかっこいい


糸を取るために煮る


ペットボトルに黒い紙を巻いて、繭から糸をとる

被服実習室で班ごとになり、ペットボトルに糸を巻く作業を行いました。

動物繊維

しなやかで光沢がある

家庭基礎の教科書より

伝わりました。

本物のカイコのおかげ。

始めは気持ち悪がっていた生徒も徐々に慣れました。
クラスの半分くらいの生徒がカイコ(幼虫)を手に乗せてかわいがってくれました。

勤務校の展示館
昔の養蚕道具「回転まぶし」

明治から昭和まで使われてた養蚕の道具の数々、なんと学校にありました。
糸取りのあと生徒みんなで見学しました。

毎年ここで購入しています。
初心者でも飼えるマニュアルがついています。

最後まで見てくださりありがとうございました。

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