業界初!?裁判・書証専用ジョイントゴム印作成しました
裁判・訴訟用ハンコをご存じですか?
一般の方にはまったくなじみが無いと思われますが、裁判の証拠資料などに「甲第1号証」等というハンコが押してあるのをご存じでしょうか?
甲・乙・丙第〇号証など証拠の種類によって変わるゴム印を販売しており、裁判・訴訟用に幅広くご利用頂いております。
裁判用ゴム印の種類が多い
しかしながらこのゴム印、種類(内容)がかなり多くあります。
甲・乙・丙はもちろん「弁第〇号証」「疎甲第〇号証」(もちろん乙・丙も)また、医療訴訟に使う「ABC」等のアルファベット入り、縦書き、横書きなど (※裁判資料の表記・詳細に関しては専門の方にお聞きください)
全てを賄うには、かなりの数のゴム印が必要となります。
文字の差替え型ゴム印ができないか
頭の一、二文字だけの違いが多く、ジョイント印や回転式ゴム印でできるんじゃないか?と思い作成メーカーに相談する事に。
ジョイントゴム印(連結式取り外しができる)や回転式ゴム印というのは、数字やアルファベット用で昔から存在はしており、特注タイプで作れないものかとメーカーに見積してみました。
後日送られてきた見積金額にビックリ!
(誰も買わないと思われる金額でした)お客様の要望などもありましたが、その料金の高さにその時点では作成には至りませんでした。
なんとか作成できないか?
用途を限定した需要が少ない?小ロッドのものは、なかなかメーカーでは作ってくれません。
そんななか、ある古いカタログに連結式ゴム印を発見!ダメもとで、販売元に作成可能かを掛け合ってみたところ、なんと協力可能との事!
しかしながら、フルオーダーはできないとの事で自社で印面を作成する事に
印面作成に問題が
ゴム印は自社で作成していますので、ゴム印作成は得意なのですが、いくつか問題がありました。
1.連結使用のための印面高揃え
当社はプレス機という機械で、ゴム印を作成するため版の大きさや、ゴムの量、圧力などで厚みが変わってしまい、高さが揃わなくなるという問題
2.印面の曲がり
台木に対して、印面をキッチリとした方向に貼らないと、文字が曲がって見えてしまうという問題
ここで試行錯誤、まずはこのゴム印用の専用版下を作成。
厚み(高さ)対策としてセット用の内容を版に敷き詰め、一回で作成する事でなんとかバラつきを克服。さらに、この台木にはストッパーのようなくぼみが有り、印面が小さいと隙間ができズレてしまい、大きいと浮いて印面がうまくのらないというなかなかの難敵です。
ピッタリと収まるよう、試作を繰り返し、ようやくカットライン調整などでしっかりおさまるサイズになりました。
業界初!?裁判特化型ジョイント式ゴム印を作成成功!
小ロッドで文字差し替えが実現できないか?から始まったこのハンコですが
なんとかお客様などからの要望に答えられる?製品になりました。
おそらくどこのハンコ屋さんもやっていません
ということで、「業界初!?裁判特化型ジョイント式(連結)ゴム印」が完成しました!
「15本」または「30本」の選べるゴム印セット好評販売中です。
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