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コスト0でベーキングパウダーをより上手に使う方法

教科書は本当に正しいのか?
ベーキングパウダーの性質については別の投稿で触れるとして、本記事はサブレの製法におけるベーキングパウダーに焦点を絞ります。

軽く焼き上げたいサブレですが、表面がボコボコして安定しないといった事は全国津々浦よくあることではないでしょうか。
原因はそれぞれですし、複合的に原因が絡まっていることもあるかもしれません。
(膨張した空気の逃げ所がなく押し上げるなど。)

教科書や製菓本では常に
「ベーキングパウダーは小麦粉と一緒にふるって入れる」
とあります。

今回はサブレの製法におけるベーキングパウダーの常識と、それに対するアンチテーゼをテーマにします。

コスト0でベーキングパウダーをより上手に使う方法
水分量の多い生地、スポンジ生地などは流動性があります。
流動性があるということは分散性が良いということです。
粉ダマさえ注意すれば生地自体が流動的なので加えたものも流動的に移動し分散できる環境ということです。

しかし水分率の低いサブレ生地の分散性が制限された環境下、教科書の製法が本当に正しいのか?
を検証していきます。

通常の製法
「シュガーバッター法」で一般的な製法工程を踏んで作成してみます。
また、ベーキングパウダーは配合すると目に見えづらいため、あえて着色料に置き換え可視化しました。
以下写真を基に見ていきましょう。



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