一人飯や一人飲みは寂しいの?

田舎にいると、驚くほど一人で気軽に飲みに行きづらい。が、俺は胸を張って一人で飲みに行く。

先日も一人で居酒屋への道中、同級生から今何してる?と電話。
俺「これから居酒屋行くんだよ」
同級生「一人で?」
俺「そうだよ」
同級生「はぁー寂しいやつ!」
俺「(はぁ?)」

田舎の日常的な会話である。
そんなことないよ!という人も必ずいると思う。いや、いてほしい。しかし俺の周りはこんな人ばかりだ。

田舎の挨拶は、
「彼女いるか?結婚したのか?する気はあるのか?子供はいるのか?」
と、まるで
「今日は午後から雨が降ってくるみたいですね~、傘持ってきました?」
と、天候の話をするかのように枕詞として使ってくる。

俺は一人で外食するのが好きだ。カウンター席に一人なら店に並ぶ時間も短縮される。しかし一人飯、一人飲みをしていると話すと、周囲が勝手に
「寂しいやつ」認定してくる。


同じ同級生にだが、
「お前ならきっと再婚や子育てを乗り越えられる!」
と言われたことがある。ものすごく上から目線で話してくる。
お前は結婚したけど離婚して独り身で子供も居なくてすごく寂しい奴なんだ、それが可哀そうだから励ましてやっているんだと言わんばかりに。

なぜか?

それは、それが人の道だと刷り込まれているから。自分が信じているものと外れたことをやっている人間に教えたくなるのだろう。
さらにその同級生の一言。
「お前は猫が好きで自分の子供のように世話しているらしいが、猫はお前と話ができるか?人間の子供はいいぞ」


知らんがな。大きなお世話だ。


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