🍽キナコ🏳️‍🌈

ユニークなものは大好きなのに、どうしても“普通の人間”になりたくて迷走すること32年。…

🍽キナコ🏳️‍🌈

ユニークなものは大好きなのに、どうしても“普通の人間”になりたくて迷走すること32年。 最後に手に入れたい“普通”は、自分の家族。

最近の記事

しあわせの沸点

Never Enough 〜〜♪ という歌を、映画『グレイテストショーマン』の作中歌で聞いて震えた。 「満足しないの!?そんなに足らんの!?」と。 知人にもそんな人がいる覚えがある。 美しい容姿、豊潤な稼ぎ、可愛く賢い子ども達を得てしてなお、いつも不満を口にしていて、「もっともっと」と“向上心”に突き動かされている人。 持っているものはとっても素敵なのに、当人にはそれがほとんど見えていないケース。見えてないというか、見ないようにしてるのよね、そういう人たちは。 キナコはそ

    • 同性愛者に、私は“なった”のだろうか?

      東京レインボープライドが、数年ぶりにオフラインで実施された。 私が「行きたい」と言ったので、彼女は行こうかと言ってくれたけど、曇天のせいか気が進まず、雨の予報もあったのでやめてしまった。 でも、私は今、とても同性愛者だ。 短髪ながら社会的にも生物学的にも女性である彼女を、心底愛している。でもって、一生添い遂げる心づもりでいるので、結婚が認められたら勿論したい。兄弟たちと同じように、公的に認められた2人になりたいし、近しい人には祝福もしてもらいたい。 私にとってはとても

      • ひとまわりも歳上になってしまった。あんたが死んだから。

        私の親友は、20歳で死んだ。 人生の次のステップへ向け、履歴書を投函した次の日、睡眠薬の過剰摂取で死んだ。 高校生のときには、一緒に保健室にいて、何度も手首から血を吹き出していたけど、死ななかった。必死に生きてくれていた。なのに。 よし、頑張るぞって、思った途端、うっかり死んだ。(うっかり、と、思い込みたいのは私。) GIDでFTMだった。イサ、と私は呼んでいた。彼の両親は台湾の人で、彼の死後、彼を共同墓地に残して国に帰った。彼のお葬式では、彼が“お嬢様女子校”でどれ