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「株で富を築く バフェットの法則」読書メモ

こちらの本の読書メモです。

まだ投資関連を始めて5年ほど、考え始めてからは3年ぐらいですが、まだまだ腰を据えてできていない自分としては、もうちょっと企業分析もして自分で自信を持った投資もしたいと思っていたので、その参考に。

基本的にはインデックス投資でアメリカS&P500連動のETFをメインにしているので、それで良いのでしょうが、なんとなく無駄な色気を出してしまい、個別株などもいろいろ買ったり売ったりしています。

市況が良いこともあり、ちゃんと利益は出ているのですが、どうしても短期的(数ヶ月ぐらい)とか、投機のような売買になってしまっているので、しっかり自分で自信を持った企業に投資をして、大きい下落局面でも自信を持って追加購入ができるような、そんな投資をしてみたい、、、というのを考えてます。

もう少しやってみて合わないと思ったら、インデックス投資だけでも良いと思っているのですが、まだいろいろやってみたい、、、と。

FXは元々興味もなく、仮想通貨は4年前にやって、大きい含み益と、結果トントンで終わり、それもなんか合わなかったな、、、と(今も持っていればかなりの利益になっていたのに、、、)

自分の使っているサービスやお店の企業の株を買って、というのは結構面白く、日々の生活や街中でもいろいろ気になるようになるので、個別株などは楽しいと思っているので、そこをもう少し考えたいと思っています。

以下、本書からのメモです。

バフェットは自分の知識の限界を知っている。自分が知っていることをしっかり活かし、それ以外のことはわかっている人に任せている。マーク・トウェインの言葉に「自分が知らないことから問題が生まれる。正しくしっていることからトラブルは生まれない」というのがある。

しっかり自分の能力内で理解できる企業やサービスに投資したいですね。

簡単に理解できる事業を行なっていて、5年、10年、20年先にきっと今より大きな利益を上げていると思われる企業の株式を納得できる価格で買うことが投資家の目標です。
投資とは、徹底的に分析し、元本と十分なリターンを確認する作業だ。この要件を充せないものは投機だ。ーベンジャミン・グレアム
企業が今後も成長すると考えている投資家は、次の2つの手法で銘柄を選択するというものである。1つ目は、市場全体が低調な時(全体が弱気のとき)に株式を買う。2つ目は、市場全体が低調とは言えなくても、ある株式が本質駅価値よりも安い価格で取引されている時に買う。どちらの場合も安全なマージンがある。

今は市場全体が良いので、いかに本質的価値を見極められるか、ですが、それが本当に難しいのでしょうが、そこを学びと投資をしながら考えたいです。

投資のルールには2つある。まず負けないこと、2つ目は1つ目のルールを忘れないこと。
負けないというルールは安全なマージンの考え方を確立するために次の2つのガイドラインで表現している。①純資産価値の3分の2の価格で株式を買うこと。②株価収益率の低い銘柄に集中することである。
株式市場ではおかしな価格が登場することがあるが、通常、それは人間の不安や欲望に起因するということだ。みんなが楽観的になると、投資家は貪欲になり、本質的価値よりも株価を高く押し上げてしまう。逆に、不安が市場を支配すると、株価は価値よりも低くなる。
大きな利益を得るには、①秀でた潜在能力を持つ会社に投資するか②最高の経営者とつきあっていくのかのどちらかが必要だと考えるようになった。(フィリップ・フィッシャー)
「自分の経験を超えてしまったことが原因だった。理解が不十分で背景を理解していなかった業界、分野、あるいは状況に投資をしてしまったのだ」
(フィッシャーが過去に失敗した投資について)
感情が2つの意味で重要。感情に引きずられて合理的でない判断を行うことで、失敗を引き起こすこと、そして、その罠にはまらない人にとって、それがチャンスになることである。

①シンプルで理解できる事業か
②安定した事業実績があるか
③長期的に明るい見通しがあるか。

ウォーレンバフェットの12の原則
事業に関する原則
・シンプルで理解できる事業か
・安定した事業実績があるか
・長期的に明るい見通しがあるか
経営に関する原則
・経営者は合理的か
・株主に率直に話せる経営者か
・組織の習性に屈しない経営者か
財務に関する原則
・1株当たり利益ではなく、自己資本利益率をあげようとしているか
・「オーナー利益」を考えているか
・利益率の高い企業を探しているか
・1ドル利益を留保したら、企業の市場価値も1ドル以上あがるように心がけているか
市場に関する原則
・事業の価値はどのくらいか
・その事業を価値よりもはるかに安い金額で買収することは可能か
「自分の能力の範囲で投資しなさい。その範囲が大きいかどうかは問題ではない。境界をどれだけはっきりと引けるかが重要だ」
バフェットはビジネスの世界を2つに分けて考える。非常に優れた少数の企業と、大多数の買う価値のない企業だ。バフェットは前者を「フランチャイズ」と呼び、それは①社会で必要とされ、望まれる存在であり、②代わりになるものを簡単には見つけられず、③政府の規制がない分野にいる企業のこと。
財務がわかる人間は次の3つのことが知りたい
①その企業がおよそどれくらいの価値があるのか
②将来、借入金をきちんと返済できるか
③経営者は与えられた資源でうまく経営できているか
「あなたがこれから10年間、どこかに出かけてしまうとしましょう。その前に1つだけ投資を行おうと考えたとします。今知っていることがすべての情報で、出かけている間は投資を変更できないとしたら、あなたはどう考えますか?」
「投資する時はいつでも、少なくとも資金の10%をその銘柄に投じる勇気と信念を持つべきだ」
ケリーの最適モデル。公式は2p-1=x
勝つ確立(p)の2倍から1を引くと、全財産のうち何%(x)を投入すべきか。
①確率を計算する
②勝つ確率が最高になるのを待つ
③新しい情報で修正する
④投資金額を決定する
ケインズファンドの投資方針 
①長期にわたり確実と思われる「本質的」価値と比較して割安であり同時にその時点で他の選択肢よりも割安であるという条件で、少数の投資対象を慎重に選定する。
②どんなことがあっても、これらのかなり大きいな投資を数年間はしっかりと保有し続ける。予定とした収益を達成したとき、または購入したことが明らかに間違いだったと判明できたときに売る。
③「バランスのとれた」投資ポジション、つまり個々の投資額は大きくても、リスクを多様化し、可能なら反対方向のリスクを持つ投資を組み合わせる。
ひどい状態の株式を売らない理由は、実際に売らなければ誤りが現実のものにならないからである。
「他の人たちが不安を感じている時には大胆に、一方、他の人たちが欲張ってきたら慎重に振る舞った」
投資で重要なのは気質であり、気質は合理性と考えている。目の前の現実を超えて、将来可能なシナリオを分析し、熟慮した上で選択に辿り着くことである。
投資を学ぶ学生が取るべき科目は、事業をどう評価するかと市場の価格をどう考えるかの2つだけである

参考になる言葉は数多くあるので、参考にしながら自分の性格に合った、度量に合った投資を探していきたいと思います。










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