【出演情報まとめ】 復帰戦を名乗れない現実

ハローハロー。ご機嫌如何？

Twitterにて1ヶ月程前に
約1年振りとなる舞台出演について
発表させていただきましたが、
僕自身のことについて
あまりお話できていない状態でしたので、
このタイミングではありますが
お伝えさせてください。

重複しますが、僕は〝歩けます〟。

装具が無くても一応〝歩けます〟。

勿論上手くいかないことは多々あるけれど、
少しずつ〝適応〟ができてきて、
年始頃にはできなかったことが
今ではできるようになっていたり、
できることの幅も
この稽古期間中に広がった部分もあったり、します。

有難いことに現在
2作品に関わらせていただいている。

明日からの出演は所属団体の作品
5月の出演は敬愛する団体さんへの客演

特に前者は、朗読劇と言いつつも
〝アクティブリーディング〟という
独自の手法を用いた
アグレッシブな朗読スタイルでの上演なので、
兎に角まあよく動く。なんなら踊る。笑

正直、誘っていただいた時は
歩くことで精一杯で、踊るなんて無理だ、
と思っていたし、
勿論身体もついてこなかった。
それを理解していただいた上で
ご一緒させていただくことになっていた、

けれど、

やっぱりそれでも嫌だった。

まずこの事実を気にさせてしまいながら
ご観劇いただかなければならないという
いつか必ず巡って来る未来が、
そういう面では嫌で嫌で仕方なかった。

その中で、辿り着いた最善は、

〝工夫〟

これしかなかった。

「なんだ、この1年のこと、全部虚言だったのでは？」

そう思わせるくらい
不都合を気にさせない程のパフォーマンスを魅せるには
ただ自分とひたすら向き合うしかなかったです。

本来であればこんなこと黙っていたいけれど、
お伝えする為には、素直な事実とことばを
尽くすしかなかったです。情けないな。

そうして過ごしてきた
この約1ヶ月、不思議と、辛くなかったんです。

それどころか、たのしくて仕方なかったんです。

今まで触れたくても触れられなかっただいすきな存在に
またこうして触れられている現実が、
どんなに悔しい想いをしたり上手くいかなかったりしても、
たのしくて、しあわせで、仕方ないのです。

そうして、お客様にお見せできる状態にまで辿り着けた。

あとは貴方が見届けてくだされば、
この作品は完成する。

まだまだ高めていくけれど、
待ち遠しくて仕方ない。

だけれど、今回の出演は、
残念ながら再スタートにはなれなかった。

2ヶ月程前に受けた検査で
懸念していた箇所の神経が
全く機能していないことが判明しました。

感覚的に分かっていたことだけれど、
いざデータとして目の当たりにすると
やっぱり悔しくて、悔しくて。

その神経が司る筈の筋肉が、
その存在を、殆ど消していたんです。

ああ、もう2度と戻らないんだって、
その時知ってしまったんです。

だから、僕は再び、
この舞台が終わったら、夏眠する予定です。

でも今回は、前回程は長くない予定。

そしてこの眠りから醒めた時が、
本当の完全復帰です。

だから今はまだ、それを名乗れない。

けれど、今できる最善を尽くせているから
何も悔いはないし、
お客様に自信をもってお届けできる。

見た目には殆ど変わらないかもしれないけれど、
〝今しかできない〟表現が、此処にあります。

だから、直ぐにまた作品をお届けできるように努めるけれど、
今の僕を、関わる魅力的な作品たちを、
劇場で、画面を通して、
見守っていただけますと幸いです。

何卒よろしくお願いいたします。

▪️出演情報▪️

ーーー そのいち ーーーーーーーーーーーーー

2021.04.01(木)-04(日)
舞台芸術創造機関SAI × 小屋＋kop
三島由紀夫 関連作品 上演企画
『 MISHIMA祭り 』

※画像タップで公演詳細へ

僕は「仮面の告白」をモチーフにした朗読劇
【 MasqueraDead 】に出演します

2021.04.01(木)・02(金) 2ステージのみ
各日19:00〜 配信限定で上演！
※アーカイブ有

初演キャストで再演！
（別日に新キャスト版＃の上演も有〼）

〝私は、男なんです。〟

告白と告白がぶつかる
想定外過ぎる恋物語

是非見届けてください。

▼観劇申込は此方から
https://sai20xxshop.cart.fc2.com/ca2/148/p-r2-s/

ーーー そのに ーーーーーーーーーーーーーー

2021.05.02(日)・03(月祝) 全5ステージ
りくろあれ 劇場本公演
『 外科室 』

原作：泉鏡花
脚本・演出：りくろあれ

※画像タップで公演詳細へ

泉鏡花特有のロマンティシズムを
りくろあれ独特の視点で描く、
ひとを想う、儚くて、愛おしい、物語。

▼配信観劇申込
https://riqrhoare.stores.jp/items/6042ba92aaf04335b6a1b894
＊「備考」に「常盤」と記してくださると、僕の励みとなります。何卒。
＊配信限定上演を期間中いつでも何処でもご覧いただけます
※劇場観劇は完売御礼！

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〝いつか〟なんて

口約束や幻想、マヤカシに過ぎなくて、

もしも真に想ってくださるのであれば、

いつだって〝今〟みてほしいのです。

世の中も、僕自身も、

〝いつか〟を

お約束できないかもしれないから、尚更、ね。

画面の向こう側、劇場から、

貴方様にお逢いできますことを

心からお待ち申し上げております。