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脳梗塞になりました/2.病棟へ

午後になって神経科病棟へベッドごと搬送されました。日本では脳神経内科という様ですね。脳に問題が起こり、動きに影響が出ているからなのでしょう。病棟は内科ではなく、外科病棟の2階にありました。廊下で、病棟専用ベッドによいしょと移され、部屋へ。部屋は10畳くらいでしょうか。二人部屋。トイレシャワー完備。同室はもう1ヶ月入院しているという年配の女性で、娘さんが付き添っていました。窓際にベッドを置かれ、ナースコールと照明のスイッチのついたものがベッドの右手に、左には電動ベッドの調節をするものがあると説明されました。点滴はそのまま。でも左の手の指の酸素チェッカーは危機に繋がれることもなかったので自分で外しました。同様に、胸などにつけられた心電図用のボタンみたいなものも。それらは退院までずっとベッドサイドの机の上に置かれたままでしたのでそれでよかったのでしょう。救急の監察室よりはずっと静かだし、窓から外も見えるしいい環境になってちょっとホッとしました。間も無くおやつが配られました。朝(9時ごろお)はパンと低脂肪ミルクにインスタントのデカフェ(私は毎回、紅茶かハーブティーに変えてもらいましたが)、昼(13時半ごろ)と夜(20時ごろ)は汁物か煮物とメイン、サラダなどの副菜、フルーツなどのデザート、そして17時ごろにはジュースとビスケットなどのおやつと毎日4回食事がありました。私は減塩食でしたが、食べきれないほどの量で献立もバラエティがあって味も良かったのは意外でした。サラダは塩抜きですがオリーブオイルとワインビネガーで。食べきれないので毎回半分は残してしまいましたが、一日中寝ているだけでお腹も減らないので仕方ありません。なお、必死で歩けるアピールして最初は旦那が付き添いできている時だけ、その後は助手さんに頼んで付き添ってもらってという条件のもと、トイレにもいくことができる様になりました。嬉しかったです。木曜朝には看護助手さんが二人がかりでベッドの上で体をボディシャンプーで洗ってくれましたが、その後、歩けることがわかり、旦那が来た時に付き添ってもらうという条件で、シャワ=椅子を使い自分でシャワーを浴びることもできる様になりました。
少しずつ人間に戻っていくような? でも最初は歯磨きをしても口を濯ぐための水が手で汲めなかったり、と動きは本調子じゃなく焦りましたが、1日1日少しずつできるようになっていくのは励みでした。
なお当初、入院は検査のためと言われ、金曜には退院できるかもということだったのですが、検査の順番が回ってこず、週末も病院で過ごすことになり、また涙。先が見えないのが一番不安です。Wi-Fiはないもののスマホは自由に使えたので日がな一日携帯に齧り付いていました。最近入院してた友人に連絡したり、Twitterで繋がっている看護師さんに質問したり。みな快く応じてくれたのがどれだけ救いになったかわかりません。

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