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脳梗塞になりました/3。病室で

物心ついてから初めての入院生活はそこそこ快適ではありました。日本で入院したことがないので比べられませんが、寝巻きも貸与してくれるし(洗いざらしで血の染みがついてたりもしますが)、タオルも貸与。これといった入院準備がなくても大丈夫なのは助かります。寝巻きは前開きボタンどめのネグリジェタイプとパジャマとあるようですが私は家でロングTシャツを愛用しているで、前者に。ちなみに動けない時期は前あきを後ろ前に着て、しもの世話がしやすいようにします。これは介護などにも参考になるかも? トイレに行く許可が降りて無事前開きに戻せました。
でもやはり必要なものもあり、旦那に持ってくてもらいました。携帯電源とティッシュと歯磨き歯ブラシ、ヘアブラシ、ヘアクリップ、シャンプー、コンディショナー、バスジェル、下着と靴下、爪切り、室内履き用の運動靴(わたしは磯歩き用のゴムぞこの靴を使用)といったところです。タオルは貸してくれます。マスクもくれます。バスジェルはトイレにある手洗い用のジェルでも大丈夫でしょうし、髪が短ければシャンプーもなくてもいいかもしれません。
なおトイレは広くて、多目的トイレのように手すりが付いておりそこにシャワーも洗面台もあるという感じです。あと多分、起きられない人の髪を洗うだろうシャンプー台みたいなものも。シャワーカーテンも何もありませんがそれほど水も飛び散らず、快適でした。
コロナ禍ということで窓は常時少し開けてあり、マスクは必須。寝ているときに外れて落ちたり、行方不明になることもありましたが、看護師さんにいうと新しいサージカルマスクをくれます。もちろん働く人もマスクです。
同室のお婆様は髄膜炎で1回目は回復されたものの再発し睡眠の回路に問題が起きたらしく一日中眠っておいででした。午後は娘さん、夜はその旦那さんが付き添って甲斐甲斐しくお世話されていました。優しく声をかけ、お肌のお手入れをしたり、マッサージしたり。仕事も家のこともあっての病院で、大変だったと思うのですが、頭が下がる健診ぶりでした。一方、私はこんな風になって親に心配かけている、と自分の不甲斐なさにまた涙。
どうも脳梗塞では感情失禁というのが起こることがあるらしく、すぐ涙が溢れてしまいます。60越えて何やってるんだ、という感じですが仕方ありません。


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