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ストレイテナーから7曲紹介

かっこよくて、切なくて、甘く優しい。
ストレイテナーから7曲紹介します。
バンド好きの友達に教えてもらい、僕をベースの沼に引きずり込んだバンドです。是非ともベース好きには聴いてほしい。


1.SAD AND BEAUTIFUL WORLD

個人的にはこれがストレイテナーというバンドをよく表した曲だと感じます。切なさと強さを兼ね備え、抽象的な歌詞も含めて"らしさ"の詰め合わせと言うべきでしょう。

この曲の出だしは「題名のない映画の最後に掛かるレコード」なんですが、これをリード曲として収録したアルバムのタイトルが『TITLE』なんですよ。絶対に意図的ですよね。

このアルバム本当に秀逸なので、初めて聴く方にはこれをおすすめしたい。
全ての歌詞を見ると色々繋がってる感じがして面白いですよ。

『PAUSE』というトリビュートアルバムにセルフカバーが収録されてるのでそちらも聴いてほしい。

 ちなみにですが、英語の過去形と完了形の違いは、
・過去形:継続していない、可能性が終わっている
・完了形:継続している、可能性が終わっていない
 例えば「ニューヨークに二回行ったことがある」はまだ三回目以降の可能性があるので、
 I've been to NY twice.
となり、これがもうすでに無くなってしまった土地や施設になるともう行くことができないので過去形で表すことになります。
(日常会話において完了形の内容を過去形で言うこともあるらしいですが、逆に過去形を完了形で言うことは無いらしいです)

2.From Noon Till Dawn

『勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』のオープニングテーマです。
かっこよさを詰め込んだような疾走感のあるロックで、田中邦和さんのサックスも非常にかっこいい。
歌詞に『まだ題名のないストーリー』って出るのが気になるところです。
この曲単体としてだけでなく、繋がってるんですかね。

3.KILLER TUNE

ライブで凄まじく盛り上がる曲ですね。アレンジごりごりで音源のものよりも遥かに乗れる曲になる。
killerてのは「イケてる」みたいなニュアンスを持ってて、killer tuneというのは「一発で魅了してくる曲」って感じの意味です。

歌詞に遊び心があって、a~iまでの英単語が続いてるんです。これは実際に曲を聴きながら歌詞を見てほしい。

『TITLE』というアルバムに収録されています。

4.Donkey Boogie Dodo
メチャクチャ好きな曲です。
歌詞が「dbd」で遊んでるのも面白いポイントですが、退廃的のような狂ったような世界観が最高にかっこいい。
聴けば聴くほど魅了されていく魔性の一曲。
『Creatures』というアルバムに収録されています。

5.シーグラス

シーグラスというのは海岸や湖の畔などに流れ着いたガラスの破片のことで、長く波に揉まれたことで丸みと帯びて曇りガラスのようになっていることが特徴です。その見た目からキャンドルホルダーに使われることもあるそうです。

最後の歌詞で、あえて向こう側が見えづらいそれを光に透かしながら言葉を探してる。
『君が見ているものを見たいけど今はまだ答えを知りたくない』とあるように、そして『知ることができたら嬉しいけど、同時に悲しい思いをすると想像できてる』とあることから、そんなことしてしまうんでしょうね。

『COLD DISC』というアルバムに収録されています。

6.羊の群れは丘を登る

無性に好きな曲です。
どう説明すればいいのかもうまく掴めていない感じなんですけど、好きなんですよね。
抽象的にリアリズムを描いていると言えばいいんですかね。メロディが素晴らしいのは間違いない。
『Straightener』というアルバムに収録されています。

7.Melodic Storm

名曲でしょうよ。
一度は諦めた何かの中に閉じ込められたものが、どうすればいいか分からなくなって闇雲に何かをやっていたときに、弾けるようにして動き出して。
言葉ではうまく言い表せないものが拙いメロディになって奏でられる。
自分の中で"影"と言うべき暗い部分が何度も印象を変えるように。

何度も印象を変えるように、吹け、旋律の嵐。

ということで、音楽っていいよねって曲です。(たぶん)

『Dear Deadman』というアルバムに収録されています。アルバムバージョンの出だしが好きなのでそちらも聴いてほしい。


ということで7曲でした。
新しくミニアルバムが出たばかりなので、ぜひぜひ。

それと、
特に話すことが無いので含めていないのですが『Discography』という曲がギターとベースが掛け合いのようにあって楽しい曲なので聴いてみてほしいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます