【JR車両清掃員、座席下の硬貨を着服】

3月27日、JR西日本は、「車両の清掃を委託するグループ会社の社員ら3人が、清掃中に見つけた硬貨を着服していた」と発表しました。

JR西日本のニュースリリース
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/200327_00_tyakufuku.pdf

最長で13年近く着服していた社員もおり、判明分だけで
計約4万5000円
着服した硬貨は「飲み物などを買うのに使った…」

私自身、移動の多い仕事柄、JRを多く利用しますが、新幹線や特急列車のホームでお見かけする車両清掃員の皆様の「テキパキ」と「真剣」に取り組まれる仕事ぶりに、いつも感動・感謝していただけに、なんとも残念なニュース…

「これぐらいの金額やったら、まっ、ええか…」
「バレへんやろうから、まっ、ええか…」
「誰も見てへんから、まっ、ええか…」

非常に危険な発想です。

遅かれ早かれ、不正は必ず発覚します。

そもそも「不法な収益」「不当な収益」は、本来得るべきものではありません。

この「不法な収益」「不当な収益」を得ていると、
必ず「しっぺ返し」の時が来てしまいます。

2005年の「松下電器産業FF式石油暖房機 一酸化炭素中毒事件」
この事件の際に、現パナソニックの当時の社長が発信したメッセージ中の言葉

「スーパー正直」を貫く

コロナ問題で、世の中が混乱しつつある昨今
愚直に、「スーパー正直」を貫く
これこそが、結果、自分自身を守り、組織を守り、お客さまから信頼を勝ち取ることができるものと思わせる、JR西日本の事件でした。

福田秀喜(行政書士福田法務事務所)
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