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【中舟堂入荷報告】帛門臣昂個人詩誌「卵」第八号

 中舟堂です。今回入荷しました『帛門臣昂個人詩誌「卵」第八号』について。
 創刊号以来の二段に渡る詩篇を含めた六篇はどれもいささか暗い。また、どれも現実から非現実への破れ目を徘徊するような不思議な世界観の詩である。
「血を」の第一連を紹介しておこう。何か暗い象徴を孕む詩篇だ。

流血の白昼に君は居て
晩餐へ誘ってくる
手に持っている紫の鏡に
こんな私の 私の血が
表面を伝っていく
帛門臣昂「血を」の第一連

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