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庄内地方① 羽黒山

色々から解放されまして、山形県の羽黒山へ行ってきました。
天気予報は雷つきの雨マークで、大丈夫かなぁ…と思っていたのですが、一度は行かなきゃと思っていたホテルも取れたことだし、と決行

家を出て高速に乗ると大きな虹が出てなんとなく縁起が良いような気が
途中の湯殿山も見事な紅葉で一面オレンジ色の世界でした  素敵だったー!

が、羽黒山が近づくにつれ雨が降り出し、やっぱり予報通りかな、と
雨女だしいつものことだなと思いながら、到着しいざ参拝へ 

なんとも狭い石段…
階段の先が見えない…
あ、しんどい…
頭痛いかも…
と、開始10分でちょっと後悔し始めました
気軽に挑むものではなかったかも、と。
が、しかし!
戻るのもしんどい、行くしかない!修行の山だもの!と傘をさしたり杖にしたりしながら登り続けました
自分との戦いです

五重塔
渋い

写真が撮れたのもこの辺まで(かなり序盤)
思っていたよりキツかった…!
机に向かい続けて全く動いていない人や、前の晩遅くまで呑んでた人が突然行くべきではないな… 反省です

それでも途中の茶屋の誘惑?にも負けず登り続けること1時間
もう少しだ!というところで突然ピカーッと空が晴れてきました

私、雨女ですが絶対に途中で見事に晴れるのですよ
やはり日の光は良い  綺麗でした
待ってましたー!と久々にカメラを取り出す
すると鳥居が見えてきました
着いたー!!

久々に達成感というものを感じました

ヘトヘトだったので…先に売店で休憩してから改めて参拝へ
物凄く回復力のあるお餅と漬物です

本殿も大きくて立派で細かい装飾も綺麗で…圧倒されていたら写真忘れました(心にはしっかりと刻んで…)
ちょうどご祈祷の祝詞も聞けたりしてラッキーでした


うわー凄いなーとうろうろしていると
突然ドーン!と凄い音がして、一気にバケツをひっくり返したような雨が!
また、ドーン!バリバリバリ…と、雷です
どんどん近づいてきてちょっと振動を感じるくらいに
雨も傘が役に立たなくなり、みんな雨宿りを始めました
各お社に身を寄せ合っている様子はちょっと可愛かったです

一気に靄がかかり、真っ白に
本当にあっという間でした
さっきの晴れ間が嘘のようです

急に寒くなるし移動もできなくなり困ったなと思いつつ、この自然の変化に不思議とテンション上がりました
色んな顔をみせてくれてありがとう!と

それに、「生まれ変わり」の羽黒山
大雨に雷なんて、これ以上ない「祓い」ではないでしょうか

ありがとう!という気持ちと、元々雷でテンション上がるタイプの私は、緩い道で帰る予定を変更し、来た道を戻ることにしました笑

すっかり元気になっていました

雨も小降りになり、葉っぱを踏んで滑らないように、石段を踏み外さないように、足元に注意し続けて今度は降りました

膝が…

修行の厳しさ舐めていましたね
反省です
たったこれだけで、音をあげるとは…情けない

出羽三山についても少し学び、それでもいつか全ての山に行ってみたいと思い帰ってきました

3つの山が「過去・現在・未来」を表しているなんて興味深いですよね

開祖とされる蜂子皇子も天皇の子供であり聖徳太子の従兄弟になる方
都を追われて逃げている途中で三本足の鳥に導かれ辿り着いたと
なんというお話でしょう

それが今も続いていて、こんな私でも訪れることができるのですから、本当に面白いですね

その後は、車道を跨いでいる鳥居を出たらまた大雨になり今に至ります
ホテルに着いたら、予約しなくても利用できるはずのレストランが予約で満席ですと言われ…
疲れ果てていた私は急いで近くを探し、物産店で芋煮とお刺身食べてきました

(この辺りの芋煮は宮城寄り…?)

お洒落な食事より、今日は里芋とお魚がちょうど良いんだ

久しぶりの肉体的な疲労が心地良いので今日はゆっくり眠れそうです

来て良かった!

(明日、ちゃんと運転できますように…)

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