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この仕事で大切なこと。#1

また、間が空いてしまいました。文字にしながら考えをまとめていくことは大事なことだと日々痛感していますので、頑張っていきます。

プランナーという仕事を志して、10数年経つわけですが、つくづく面白くも難しく、でもやっぱり楽しいなと思います。一時期苦しい、が勝った時期もありましたけど。

一方で、向き不向き、得意不得意もあるよなぁと感じる時もあります。私はどちらかと言えば向いている部類なのかなと思うこともあります。ここまで続けられているのがその証拠かもしれません。

しかし、最近は、仕事も難しくなってきていて、周りでもいろいろ悩みを抱えている子が多いように思います。そもそも仕事と悩みは切っても切れない関係だとは思うのですが、自分もそうだったように、人の考えに触れて、考え方が変えたり、見直したりする機会もあって良いのかなと思います。

そういう役立ちができるかどうかはわかりませんが、自分の考えの整理も兼ね、この仕事で大切にしていることを、少しずつ書いてみようかなと思います。(ちなみに順不同で、思いついたところから書いています。)

1.目的と獲得目標を明確にする

目的のない仕事は、本来ないと思います。そして、どんなことにも、達成したいことがあるはず。でも、それを掛け違えていることは、本当に多くあります。

特に最近目立つのが、計画を作ること自体が目的になること。本来、何か達成したいことがあって、そのために必要だから計画を作るはずなのですが、この逆転は本当に多い。

仕事の最初の段階で、目的と、その仕事を通して何を実現するか(したいか)、を明確にすること。逆に言えば、目的のない仕事、何も実現しない仕事をしないこと。最初の段階で、問いかけるようにしています。

2.真の顧客を見極める

「誰のために仕事をしているのか」、を胸に手を当てて考えるようにしています。

一義的には、仕事を発注してくれている人、頼んできた人が顧客なのですが、そうしたお金を払ってくれている人が顧客とは限りません。我々は行政の仕事を受けることが多いのですが、行政も真の顧客ではなく、その地域にいる人たちや、そこで事業をする人たち、あるいは今はいなくても将来いて欲しい人の方が本来の顧客で、行政を通じて託されている、ということもあります。

自分たちの仕事は、一体誰のためなのか?目の前の人たちだけにとらわれると、これまた、本来の目的を見失ってしまいます。

3.相手の期待値を超える

相手が考えているようなことには、価値はあまりありません。相手が考えないようなことを提案するから、価値があるし、頼みたくなる。

すなわち、相手の想定内で仕事をしない、ということだと思います。「相手の期待値を超えてこそ、価値が生まれる」という意識を持ち続けることは重要です。

世の中には情報も溢れているし、すぐに入手できるので、なかなか期待値を超えることは難しくなっています。でも、もう一歩先が勝敗を分ける、常々先んじる努力を怠らないようにして考えているか、どうか。その意識があるかどうかで、差が出ると思います。

ぼくも会社で、後輩をよく叱ります。「一般論は、誰でも思っていることだから、そんなことを書いても、何の価値もないよ」と。

4.評論をしない、提案する

「〜すべき」というのは、評論家の物言いで禁句だと思います。「〜しましょう」と自分も相手も動かす「提案」をするのが、僕らの大事な姿勢だと思います。(そう言えば、オープンAの馬場さんも、shouldじゃない、Let’sだと仰っていました。まさにその通りだと共感します。)

最近、仕事でお叱りを受ける一つに「提案がない」というのがあります。「提案があるかどうか」は、我々の存在意義にも関わる、大事なポリシーだと思います。

5.自分の一家言を持つ

専門家として、自分の専門分野で少なくとも1時間はプレゼンテーションできる、楽しく語れることが最低条件だと思っています。持論や一家言がない人とは、議論にもなりません。

最近は、情報が多いだけに、「●●を知っている」と言う人が多いのですが、それらを通じて自分がどう考えるのか、まで言える人は少ないように思います。

また、専門以外でも、自分の意見・見解を持つことが必要だと思います。日頃からアンテナを貼って、常に考えているかどうか。我々は「考える」のが仕事なので、習慣づけておくと良いのかもしれません。


今回はこの辺で。次に、続きます。


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