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10/20 若年期・壮年期・晩年期の構造、「年齢」ではなく「役割」の違い、「今」が一番大事な理由

先日、事例で三分法的アプローチ=人体星図を若年期・壮年期・晩年期に分けて見ていくアプローチの説明をしましたが、
この若年期・壮年期・晩年期の考え方というのは、
誤解されることが多いので、本日はそれについて説明します。

若年期・壮年期・晩年期というワードは、
ネットなどで転がっている情報を見ているだけでもあちこちに出てきて、
私自身、これまでも普通に使って説明していますが、

案外と誤解の多いところなので、ここでちょっと丁寧に説明します。

若年期・壮年期・晩年期について、先日は、

若年期=幼少期から親・大人の庇護を必要とする期間まで
壮年期=自分で自分のことを決定できるようになって以降、現役の期間まで
晩年期=自分が主役・メインを張る役割から引退して以降

…と、説明しました。

これをもって、
若年期=子供~大人になる前までくらいの年齢の時期
壮年期=大人の年齢の時期
晩年期=現役を退くくらいの年齢
…と、「年齢だけ」で分けるものだと捉えてしまうと、実はちょっと理解を誤ります。

というのも、
算命学における時間感覚=東洋思想の時間感覚
…というのは、そんなふうに直線的には出来ていないからです。

では、算命学の時間感覚はどうなっているのか?
東洋思想における時間感覚はどうなっているのか?
…といえば、「過去と現在と未来」で構成されています。

「過去と現在と未来」で構成される時間感覚と、
若年期→壮年期→晩年期…と、年齢を重ねていくのと同じように、時間が流れていくと捉える時間感覚の何が異なるのか?といえば、

若年期→壮年期→晩年期…と時間が流れていくと理解すると、
若年期が「過去」になり、晩年期が「未来」になってしまうのですが、

実際には、
若年期が「未来」で、壮年期が「現在」、晩年期が「過去」…というのが算命学の考え方であり、
そう考えると、算命学における若年期・壮年期・晩年期というのが、
年齢的なことだけを意味しているわけではないことがお分かりになるだろうと思います。

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