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火性と土星を同じ五行として扱うルールの背景、3つの説

先日、「大運天中殺の陰転を回避した金メダリスト」としてご紹介した松本薫さんのところで、
丁卯と己酉を納音として扱うと書いたことについて質問をいただきましたので書いておきます。

なぜ丁卯と己酉を納音として扱うのかについて、その理由は2つあります。
一つは、おそらく多くの方がご存じの土性の星は「火母(かぼ)」に従うため。
これは、同じ地支の場合、その天干が土性でも火性でも同じ十二大従星が出てくるので、同様に扱ってもよいとされていることに依ります。
例えば、己巳は天将星ですが、同じ巳で天干が火性、つまり丁巳も同じように天将星となります。
あるいは、丙子は天報星ですが、同じ子で天干が土性、つまり戊子の場合も同じように天報星となります。
こうしたことから、火性と土性は同じ干として扱うルールになっています。

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