3/13 陰道占技想定法序説 「環境が人間を造る」ことの意味と、宿命と環境どちらが大切か?
長らく守護神についてご説明してまいりましたが、
本日より、陰道占技想定法に入っていきます。
「守護神」といって説明してきましたが、
正確には、守護神観取法で、命式を細かく読み解いていくことで、
その人物が、
どういう宿命をもって生まれてきたか?
どういう役目をもって生まれてきたか?
どういう環境に生きるべく生まれてきたか?
…といったことを細かく読み取りながら、
「宿命として与えられた生き方」を捉えてきたわけですが、
これは即ち、
運命というのが、「宿命と環境」の交点に生まれるといわれる、
その「宿命」のほうを知る、それについて学んできたといえます。
一方、これからやる陰道占技のほうはといえば、
その「宿命と環境」の「環境」のほうを学んでいくことになります。
「環境」とは、
自分が実際に置かれている立場、
自分が実際に生きているそのまわりにいる人たちのことを指し、
人間というのは、「環境」からの影響を受け、
その「環境」によって造られるという面もあり、
陰道占技というのは、そのことについてのお話です。
実際、年配の方などと話していると、
子供を見れば親の教育方針が分かるとか、
親の様子を見れば、その子供がどういう生き方に向かうか分かるとか、
…そういうことがよく言われますね。
私たちの世代は、そうしたお話、
多くはネガティブば意味で使われることが多いそういう物言いを、
差別的で知性を欠く頭の固い人間の言葉であるように感じ、
まともに受け取らない人もけっこうおられると思うのですが、
陰道占技を学べば、そうしたことの多くが、
実は東洋思想において説かれる理屈でもって説明することができるのだと知ることになります。
こうして書くと、
なんとなく「すごいな」と思うところですが、
これは、ときに残酷な気づきにつながることもあります。
例えば、芸能界で活躍しよう!…と頑張っている人がいて、
その様子を全力で応援してあげたい、と思っていたとしても、
その人物の生まれ育ちや家族構成(=環境)を知った先に、
ちょっと大成するのは難しいな、
…ということがある程度分かってしまうこともあるからです。
その意味で、陰道占技想定法の取り扱いには十分ご留意くださいますようお願いいたします。
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