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9/20 実践命式詳解⑤ エネルギー値と身強・身弱と存在感の関係、六親法でみる親縁の有無と男系・女系

昨日までで、
陰占と陽占から浮かび上がる人物像の、
ざっくりとしたところまで説明したのですが、
せっかくなので、今まで学んできたことを駆使して今少し掘り下げます。

地味なことをやっているようですが、
昨日の、若年運・晩年運の捉え方など、実は案外と大事なところのポイントを挙げながら説明しているので、
今少しお付き合いくださいませ。

さて、今回の事例は、
命式だけを見れば、大丈夫??というような命式であったのですが、
後天運をみれば、大いに鍛えられて存在感を発揮できることが分かりました。

とはいえ、「大いに鍛えられる」という後天運がめぐるからといって、
その後天運どおりに鍛えられているとは限らないもので、

同じ生年月日・同じ性別でも(=同じ命式・同じ後天運でも)、
鍛えられることなく過保護に育っていれば埋没(土性に埋もれる庚金となる)には違いなく、
今回の事例の方は、厳しさの中で育ったことで、その大きなエネルギーをうまく使うことが出来たのだといえます。

これはつまり、
大きなエネルギーや、身強の強さというのは、
「持っている」から使うことができるわけではないということ、
「持っている」だけでは、自らの身を落とすことにもつながるということ、

そして、「持っている」ものを使うには、適切な環境が必要であり、
そうした適切な環境、
この場合は、相当に困難や苦しさといった、
そのエネルギーの大きさや身強の強さに見合った「険しい環境」を経ることが必要で、
大いにその「持っている」大きなエネルギーや、身強の強さを存分に発揮し、世の中に出していくことができる一方、

大きなエネルギーや、身強の強さを持ちながら、
それに見合った環境を経なければ、
「持っている」といっても、
その大きなエネルギーや、身強の強さを使うことが出来ない、発揮することが出来ない、
その大きなエネルギーや、身強の強さを世の中に出していくことが出来ないのだということです。

この「世の中に出すことができる」かどうか?
…というのは重要な点で、

持てるエネルギー値、持てる強さに合った環境を経て、それに合った活動をしていれば、
それは、自分のエネルギー値、強さを「世の中に出すことができる」ことの先に、
存在感の発揮が実現する一方で、

持てるエネルギー値、持てる強さに合った環境を経ず、それに合った活動をしていなければ、
それは、自分のエネルギー値、強さを「世の中に出すことができない」ことの先に、
存在感を発揮できず、埋もれていくとか、空中分解するとかいうことになります。

いわゆる「社会参加」としての存在感の発揮は、
社会・世間から見えやすい星である人体星図東方の十大主星の稼働によりましたが、

人間としての存在感、安定感というのは、
このエネルギー値と身強・身弱に応じた在り方を実現できているかにより、

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