11/21 陰占と陽占の統合的理解② 陰占と陽占に矛盾があることの怖さ、陽占から分かる「気持ち」詳解
昨日の続きです。
陰占と陽占を統合して全体感を捉えて人物を捉える、
…ということを、事例をとおして説明する2日目です。
陰占と陽占の間には、多かれ少なかれ矛盾・ギャップがある、
これは、誰しも、
本人の気持ちが、実際の行動と必ずしも一致しないこと、
どれだけ狙いを定めて、本人が考えているとおりの結果を実現にしようとしたとしても、
必ずしも考えている通りの現実が起こるとは限らないこと、
…を思い返せば、
何ら不思議なことではなく、当然のこととして理解できるところと思います。
そして、誰しもそれを「当然のこと」と理解してはいるものの、
「思い通りにならない」、「狙い通りにならない」ことに苛立ち、疑問を持ったことがあるのではないかと思いますがいかがでしょうか。
今回の、陰占と陽占の統合に関するお話は、
陰占と陽占の間にどういうギャップがあるか?どういう矛盾があるのか?
つまり、命式と星図から、思いと行動の間にどういうギャップが生じうるのか?
…を知り、 その先において、
思いと行動の間に矛盾がある場合、どういう問題が起こるのか?
ということを知って、
その「問題」を命式から事前にとらえ、
生きていくうえでの「選択」をするに際して、
事前にその「選択」が、その「問題」を大きくするのか解消するのかを認識したうえで「選択」ができるようにすることが目的です。
なんのこっちゃ…と思われそうですが、
これは例えば、陰占と陽占の矛盾・ギャップが大きい場合、
その矛盾やギャップに無頓着なまま、
何の考慮もケアもせずに自然体で生きくと短命となるようなケースにおいて、
そのまま突っ走って短命のコースを行きますか?
それとも生き方を変えて長命のコースに切り替えますか?
…という「選択」ができるようになる、ということをいっています。
もっとも、人間、大病を患い余命宣告をされたとしても、
なかなか自分の生き方を変えることは難しいもので、
算命学から読み解ける「問題」を説き、「選択肢」を提示したところで、
それによって生き方を変えられる人がどれだけいるかといえば、
もともと算命学を学び理解しているような人は別にして、
一般的にはそれほど多くはないかもしれません。
というのも、
人間の満足は、基本的に「陽占の消化」にあり、
いくら陰占的に無理があったとしても、
陽占のままに生きていくことを志向するのが人間の自然な姿なので、
陽占を見事に消化しているような方に、
「その道をいくと短命になりますよ」
…といったところで、生き方を簡単に変えられるものでもないからです。
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