10/29 十大主星の構造②貫索星の続き、石門星の構造 厳しさにつぶされる十大主星とその構造
「中殺されていない十大主星の構造」の続きです。
ふつうの十大主星の構造など、今更そんな基本的なこと、
…と思われた方がおられるか分かりませんが、十大主星というのも奥深いもので、
日干と他の天干または蔵干の関係(相生・洩気・比和・剋気・被剋)で出来上がる十大主星の「構造」というのは、様々なことを物語ります。
加えて言えば、
初学者の段階で十大主星の構造と意味を学んでも、
そもそも、相生・洩気・比和・剋気・被剋の意味するところの本質の理解を欠いている、
そこにある「現代の日本語としての意味」と「古代の言語としての意味」のギャップの理解を欠いているケースが少なからずあり、
ある程度学んだうえで、
相生・洩気・比和・剋気・被剋の意味するところの本質が、多少なりとも理解できてから改めて学ぶ「十大主星の構造」の理解にも意味があります。
たとえば、日干と同質五行の天干・蔵干の関係をもって「比和」といいますが、
これをもって初学者のうちは「仲が良い」と捉える方がけっこうおられるのですが、
実際には、「自分と同じ存在と対峙する」と、自分の個性をきちんと際立たせなければ存在感を発揮できないので力まねばならず、
ゆえに「比和」には「力む」という意味が生まれるのでしたね。
そして、前回は、その「力む」ことの先に生まれる「頑固」という本質が生まれる貫索星の構造を説明しつつ、
その本質を育むためには厳しさが奏功するのだということ、
そして、その「頑固」という本質が損なわれる場合はどういうケースか、
その「頑固」という本質が育たず損なわれたら、どういうことになるのか、ということについて説明しました。
さて、本日は、石門星の構造について説明するのですが、
その前に、厳しさが奏功する貫索星に対して、厳しさがネガティブに作用する十大主星がある、
厳しさが、その十大主星の構造を破壊する、
つまり厳しさによってその人物をつぶしてしまうことがある、
そういう十大主星についてまず説明してから石門星の構造についてご説明いたします。
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