7/27「正しく十干の性情を知る」⑥ 己土-なぜ作物よりも樹木をもって守護神とするのか?
昨日の続きです。
「正しく十干の性情を捉える」ということについて説明している続き、
「十干の性情」の説明ではなく、十干の「性情を捉える」ということの説明、
「各十干を事例として説明する性情の捉え方」の続きです。
なぜ、「十干の性情」の説明ではなく「十干の性情の捉え方」の説明なのかといえば、
十干がどういう性情をもつか?というのを、どれだけ言葉を尽くして説明したところで、
その言葉が「現代の言葉」であるならば、十干の性情を説明しても、
その性情を現代的にしか捉えることができないためです。
さらにいえば、
十干というのは、この世界に存在する自然物であり、
その自然物は悠久の時を超え変わることなく存在していますが、
その「自然物の捉え方」、その自然物が人間に及ぼす影響やそこから感じ取る意味というのは、古代と現代とでは大きく異なっており、
それもまた、十干の性情を正しく捉えにくくなっている原因といえます。
なぜ、古代と現代とでは、自然物の捉え方が異なっているのかといえば、
現代の人間の意識・認識が、自然から遠く離れてしまっているからなのですが、
算命学とは、十干十二支=自然の仕組みに基づく学問なので、
自然の仕組みを知るために、十干の性情を正しく捉えることは不可欠です。
現代において算命学を学ぶにあたり、
この「現代の人間の意識・認識が、自然から遠く離れてしまっている」という理解・自覚は、正しく自然を認識する、十干を捉えるには重要なので、
なぜ、「現代の人間の意識・認識が、自然から遠く離れてしまっている」その理由を挙げると、大きくは以下の3つがその理由です。
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