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3/5 丑月癸水の守護神、丑月の自然の本質と立春説、守護神多過の命式

本日は日干癸水の守護神の最後、丑月晩冬の守護神です。

ときどき、なぜ丑月が最後なのか?…と訊かれますが、
春夏秋冬と、春が寅月から始まるので、冬の終わりが丑月になります。

算命学は基本的に、立春説を取りますので、
その立春がスタートなので、初春寅月からスタートし、丑月で終わる、ということです。

「一陽来復」という意味では、
冬至明けをスタートにするとか、
月でいえば真冬の子月の次の丑月をスタートにするとかいうこともあるのでは?
…と考える方もおられますが、

丑月の自然界の姿を思い浮かべれば分かるように、
丑月というのは晩冬とはいえ、実際には一年の中で最も寒い季節であり、
寒さ極まる厳冬で、真冬よりも寒く大地が凍っている季節。

冬に入り、初冬亥月はだんだんと凍っていく季節、
真冬子月はすっかり凍ってしまう季節だとすれば、
晩冬というのは
「冬を超えてきた自然がすっかり冬に染まった姿」
北方は「黒」の季節ですが光がすっかり途絶え切った季節であって、

イメージとしては、
一日において、
夕方から夜にかけての時間帯は夜とはいえ、日中の暖かさの名残があるのですが、
夜中から夜明けの直前というのは、
陽光があふれた昼の世界から最も遠い時間帯、
これから一時間後には陽光が差し暖かさが感じられることになるけれど、
「最も寒い」のは、夜中の12時よりも、夜明け前である、

…それと同様に、丑月というのは、最も寒い季節なのです。

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