4/14 大運における東方天剋地冲の消化法、方向転換して向かう先の星を組み込むことの大切さ
昨日の続きで、
本日は、「大運における東方天剋地冲」の消化法についてご説明いたします。
今回の事例では、
〇日座天中殺と水多の命式の考え方
〇人体星図に同質五行の十大主星がたくさんあることの考え方
〇有形・現実の世界に向くか、無形・精神の世界に向くかどうか?
つまり、タテ線型・ヨコ線型の別とその変化の可能性、男系・女系の別とその捉え方、
〇母親縁なしの宿命の生き方
…など、いろいろなポイントを挙げて説明してまいりましたが、
一番、説明したかったのは、この天剋地冲の消化法で、
なぜ、今回の事例でそれを説明したいと思ったのかといえば、
恐らく、この方は、天剋地冲の消化法を認識のうえで、意識的にうまく天剋地冲を消化しておられると思われ、
実際、それが奏功しているように見えるので、ここで一度整理しておく次第です。
さて、まずそもそもの「天剋地冲」とは何かといえば、
天干が七殺、地支が対冲となる干支の組み合わせのことで、
後天運で天剋地冲がめぐる場合、
〇天干七殺=精神的な衝撃により、考え方が揺らぎ変化する
〇地支対冲=現実的な衝突や行き止まりにより、前進不能で方向転換する
…ということが促されます。
よく、天剋地冲でクビになるとか、他界するとかいうことが起こるのですが、
これは、本来天剋地冲によって起こるべき変化や方向転換が起こらない(起こせない)場合に、
強制的にその変化や方向転換を起こすために、そうした破壊的な現象が起こるのですが、
コトの本質、天剋地冲がめぐるその目的というのは、
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