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9/7 入格する命式の後天運の考え方③ 入格時のエネルギー消耗の特異性と入格の大運と破格の大運の違い

昨日の続き、入格する命式のまとめです。

入格する命式の場合、後天運がかなり大きなポイントになってまいりますので、
最後に、「入格」にフォーカスした命式の見方のまとめをしておく次第です。

今回の事例は、
大運天中殺の陽転の応用や、入格の命式、干合位相法条件など、
これまで学んできたことの総復習ができるほどの盛りだくさんの内容でしたので、
途中から参加された方や、知識の定着が不安定な方は、多少、難解な印象をもたれたのではないかと思います。

けれど、一つ一つの要素はそれほど難しいことはなく、
たまたまこの事例は、「要素がてんこ盛り」であったので、多少、頭がいっぱいになる感じがあるのですが、

例えば、
今回の命式を丸暗記して、ひらすら今回の内容を覚えておけば、
他の命式を観るときの「観るべきポイント」に気づきやすくなる、
…その訓練にはもってこいの命式です。

『人間の建設』という本で、小林秀雄先生が、
正倉院が保管している、破れてしまっている布(きれ)の片々を、板に丁寧に張り合わせてあるのを、2時間ほど見て出てきたら、
外の庭にあるあちこちにある松の木、目に映る松の木の枝ぶりが、いずれも素晴らしく感じられて驚いた、
…ということを書いておられるのですが、

一つの事例をくっきり覚えると、
その型をベースに命式を観る視点・視座ができるので、
そういう「ベース」として使っていただけると良いのではないかと思います。

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