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9/24 干合変化の良し悪しの判断とその対処法 「危険な命式の事例」前半

昨日は、干合のしやすさ、しにくさについてご説明しました。

昨日は、主に宿命にある干合についてのご説明でしたが、
干合のお話は、けっこう根深くて、

実気であれば無理がなく、
極端に本来の人生から外れていくことはあまりないのですが、

虚気になると、
自分の本来の意識とはまた別の意識、
まるで地に足のつかない意識でもって行動したり、物事を決めたりすることの結果、
虚気に人生が流されてしまう、
「人生が狂ってしまう」ということがよくあります。

「天中殺中は気が狂う」といわれますが、
それは「枠の中の自分」から「枠のない世界」に変化することで、
相対的に「自分」が小さくなる、自分のコントロール力が弱まることになりますが、

これを言い換えれば、
虚気になると、「本来の自分が薄れる」ことの結果「気が狂う」のだといえます。

その意味でいえば、
天中殺期間中のみならず、
干合も「本来の自分がもっていかれる=薄れる」という「気が狂う」要素といえますし、
さらにいえば異常干支も、「堅確な気」の普通干支の時期よりも不安定な気の中に置かれることで、やはり「自分が薄れる」ことになる「気が狂う」要素の一つといえます。

世の中で「あの人は気が狂っている」というようにいわれる人がいて、
そういう人が、その「気が狂う」要素を宿命に持っていることはよくありますが、

そうでなくても、その「気が狂う」要素が宿命にめぐる時期は、
ふだんは、きちんとした人であったとしても「気が狂っている」ように見えることがあります。

例えば、親の天中殺中に子供のお受験があると、
その親は、ついやり過ぎる、勉強をさせ過ぎる、鬼気迫る勢いで子供に詰め寄る
…みたいなことをしてしまうことがあるのですが、
その期間が過ぎると、憑き物が落ちたように、無関心になったりしますし、

あるいは、
「あの人は頭に血がのぼりやすい」といわれ、冷静さを欠きやすいような人も、
宿命をよく見ると、干合や中殺などがあります。

こうしてみると、干合によって虚気になることの危険性というのが分かりますね。

さて、本日は、干合の危険性を事例でもって説明します。
危険性だけでなく、対処法を理解するには、事例をとおしたほうが分かり安いからです。

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