11/9 天中殺の消化に及ぼす位相法変化の影響、継承運の天中殺に日座・日居の天中殺がある理由
風水論の寅卯天中殺の続きです。
日干・月支の関係と天中殺の関係から宿命の消化のしやすさを見ていくのが風水論なのですが、
陰占なので、当然に干合・位相法条件の影響も受けます。
これはつまり、
単に日干・月支と天中殺の関係で見れば「消化しやすい宿命」に見えたとしても、
干合・位相法条件を加えていくことで、消化しにくくなっていく宿命というのもありますよ、
ということです。
一般的に、ネットに転がっているような情報は、
天中殺のみ、位相法のみなど、
表面的に=変化を折り込まずに捉えられるところまでの内容となっていることが多いですが、
実際には、様々に要素を重ね、変化を折り込んでいって初めて命式=その人物の人生が見えてくるもので、
単に表面的な命式を見るだけではない、変化を含めた命式を捉える、
そういう複雑さまで踏み込んで読み取れるようになると、
「ちょっと深く読み取れる」ということになります。
要素を重ねる、変化を折り込む、
例えば、
日干・月支の組み合わせと天中殺を重ねて捉える、
干合・位相法変化を加味して捉える、
さらには後天運まで含めて捉える、ということが、
「時間の経過を折り込んで捉えていく」、ということなのですが、
そうやって命式を見ていくと、
人間の人生というのが、
「絶対的に、永遠に良い」という命式などはない、
「絶対的に、永遠に苦しい」という命式などない、
最初のうち=若い頃は良いけれど、
だんだんと苦しくなっていく傾向にあるとか、
内向きに過ごしているうちは良いけれど、
社会に出て行くにつれ苦しくなっていくとか、
…そういうことも見えてきて、
人間の人生というのが決して平面的ではなく、
常に循環の中にあり、
良くも悪くも変化し続けるものであること、
絶対的幸福もなければ絶対的不幸もないこと、
…が、分かってきて、
どういうタイミングで良さがあるか、悪さがあるかを捉えることで、
自分のエネルギーをどのタイミングで大きく投じていくのが良いか?
ということまでも、把握することができるようになります。
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