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8/31 十二大従星の構成で捉える人生のパターンと安定性、陽占気図法・陽占八門法概説

陽占の捉え方の続きです。

昨日は、十二大従星の稼働というのは、
単に、十二大従星単体で判断できるものではないこと、
十二大従星が稼働するかを判断するためには、観るべき点がいくつもあることをご説明しました。

なんとなく、一見、目新しいことであることを説明したようですが、
実際には、和泉元彌さんの事例などでこれまでも触れたことのある内容で、

十二大従星というのも、
その「組み合わせ」から、いろんな傾向を捉えることができる、
こうした「組み合わせ」というのも、一つの観るべき点として覚えておくと役立ちます。

なお、これは算命学におけるあらゆる要素に言えることですが、
一つの要素をもって断じることができることはありません。

つまり、この十二大従星の稼働について判断するにあたり、
他の要素との「組み合わせ」によって得られた傾向の判断というのも、
「そういう傾向がある」という、人物をかたちづくる薄皮の一枚であり、

実際の人物の総合的な判断にあたっては、
さらにそれ以外の要素と重ね合わせながら捉えていく必要があるのは、これまで学んできたとおりです。

そして、こうした「観るべき点」の知識、
「観るべき要素」の知識が積みあがるにつれ、
「精度の高い鑑定」ができるようになります。

算命学というのは、
「組み合わせ」ることで、ある種の「座標を定める」ように、その性質の稼働の仕方や現れ方を捉えていく、
その「組み合わせ」をもって判断する、
…ということを思い出せば、無理なく理解できるところだろうと思います。

さて、本日は、人体星図を構成する十二大従星のもう一つの側面・使い方を説明して、
その後、陽占気図法・陽占八門法に入ります。

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