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11/24 陰占と陽占の統合的理解⑤ まとめ 陽占に導かれる選択は、陰占によりその可否が分かる

昨日の続き、
本日は、ここ何日かかけて説明してきた「陰占と陽古の統合」のまとめです。

陰占と陽占の統合というのは、
簡単なように見えて案外と難しく、
「陰占の枝葉末節に至る理解」と「陽占の枝葉末節に至る理解」 の両方がなければ、得られないもの。

その意味で、今回の、微に入り細に入り書き連ねた説明は、
よく分からなかったな‥と感じられた方もけっこうおられたかもしれませんが、
ひとまず「こういう考え方で整理するんだな」ということだけ覚えていていただければ、
今の段階で、すべてすっきり理解できていなくても大丈夫です。

いちおう、
算命学はロジカルな学問であり、理詰めで考え結論を出すことができる占術なので、
今回も、知っておくべきことを細々と書きましたけれど、

一方で、算命学を活用する、
…という場合には「ざっくり感覚的に捉える」ことも大事で、

例えば、大運の切り替わりなどは、
「誕生日で切り替わる」といわれますが、
大運自体、想念の世界の運気なので、数年くらいズレることはふつうにあり、
厳密に捉えすぎると本質を損ないます。

それと同様に、陰占と陽占の統合というのも、
これまで学んできた中で

「陰占はこうだよね?そうだとすると、陽占のこれとはマッチしないよね?」とか、
「宿命はこうだけど、後天運でこうなると苦しそうだな」 とか、

…そういう、ご自身で感じる「違和感を無視しない」いうことができれば、
無理なく理解し、その理解を活用することが出来ます。

具体的にいえば、
陰占のこの性質と陽占のこの性質は両立しにくい→そこに生き方に無理が出る
…ということに気づいたら、

その「無理が出る」ことが「良さ」になるか「悪さ」になるかを検証し、
「良さ」になるなら、そのまま生きていけばよいですし、
「悪さ」になるなら、それは生き方の改良が必要となります。

あるいは、
陰占のこの性質と陽占のこの性質は両立しやすい→自然に進むことができる(進み過ぎてしまう)
…ということに気づいたら、

その「進み過ぎてしまう」ことが「良さ」になるか 「悪さ」になるかを検証し、
これも、
「良さ」になるなら、そのまま生きていけばよいですし、
「悪さ」 になるなら、それは生き方の改良が必要となります。

但し、その「改良」 が必要であったとしても、

なかなかその「改良の生き方」が出来にくいこともある、
その「改良」が必要であると知り自覚したとしても、
それまで生きてきた自分の生き方を変えて「改良の生き方」に向かうことには難しさがある、
…というのはご説明したとおりです。

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