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7/8 壮年期身弱の場合の子丑天中殺の消化、壮年期身弱・晩年期身強の生き方

昨日の続きです。

ただいま、天中殺の要素について、
事例をとおしながら、

○その天中殺を消化しやすい要素
○その天中殺が陽転しやすい要素

…があるかどうか、宿命(命式・星図)の中のその要素の有無を、

宿命(命式・星図)のどこから判断するか?
宿命(命式・星図)のどの部分をもって天中殺を消化しやすいと捉えるか?

…ということについて説明しています。

お気づきの方もおられるかもしれませんが、
これは、陰道占技想定法の説明において、
「人間を造る環境的要素」について説明した際に、

その「環境的要素」を、宿命(命式・星図・後天運)から判断する、というアプローチの説明をしましたが、それと同様のことをやっています。
(たとえば、「貧しい家庭で育つ」であれば、大運の初旬・二旬に禄存星・司禄星があって、その初旬・二旬で対冲や天剋地冲などがめぐっている、とか)

「宿命の要素」と「現象」というのは常に分かちがたくつながっているので、

天中殺を消化するか否か…という場合のその「消化する行動=現象」というのは、
宿命 (命式・星図) の要素から読み取ることができるわけです。

なお、この際、
「天中殺の要素」と「宿命の要素」に整合性があれば、
それは、「陽転しやすい宿命」といえ、
「天中殺の要素」と「宿命の要素」に矛盾があれば、
それは、「陽転しにくい宿命」といえるのですが、

その「陽転しにくい宿命」においても、
「これは陽転しにくい宿命である」…と認識していれば、
意識的に工夫することで、その「陽転しにくい宿命」を改良することが出来ます。

悪癖は「自覚する・意識する」ことで解けるといわれますが、
「陽転しにくい宿命」というのも、
それと意識することができば、それを改良することが出来るのです。

その意味では、
「天中殺の要素」と「自分の宿命の要素」の間に矛盾がある場合、

つまり、
陽転しにくい宿命の場合には、どこに天中殺との矛盾があるのか?
どうあることが天中殺と整合性ある在り方なのか?
…ということを認識することが、 開運につながる、ともいえますね。

先日来、繰返し書いていますが、
天中殺というのは、算命学における「基本の“き”」であり「一丁目一番地」なので、
この天中殺の要素と現象の関係というのも、たいへんに重要なところです。

よって、多少の複雑さを感じる方もおられるかもしれませんが、
天中殺については、「分かりにくい」ことを避けることなく、
ぜひ、本質的な理解を得ていただければと思います。

さて、昨日の続きです。

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