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Athlete Career Challengeカンファレンス2022の感想

昨日、スポーツキャリアコンソーシアムが主催するAthlete Career Challengeカンファレンス2022というイベントが行われ、それをYouTubeで視聴しました。
とても参考になったの、簡単な感想とともにカンファレンスの情報をシェアしたいと思います。

カンファレンスは、3部構成になっていて、1部がアスリートの目線、2部が企業や社会の目線、3部がアスリートのキャリア支援をする立場からの目線でトークセッションが行われました。
詳しい内容は、下記にスポーツ庁のYouTubeチャンネルのリンクを貼っているのでカンファレンスの動画を見て下さい。


各トークセッションでそれぞれ印象に残った内容はありますが、まずは動画を先入観なしに見て頂きたいと思うので、内容にはあまり触れない程度で私が感じた感想というか、自分の仕事としての課題を感じたので書き留めておきたいと思います。

カンファレンス全体を総括すると登壇されていたアスリートの方達は、ご自身の力で引退後にセカンドキャリアを構築できた人、現役中に先を見通して準備をできる人達だと感じました。
ただ、スポーツ界全体としては、まだまだセカンドキャリアを意識する有益性や重要性、そのための具体的な取り組みなどがわかないというアスリートは多いと思います。

私も実業団チームにいて、その会社を退職してから今の仕事を始めたのですが、その頃に比べると企業の中にはアスリートのセカンドキャリアまで含めた支援をしてくれるところが増えたり、キャリアについて相談できる専門家の数も増えているような気がします。

ただ、私が実際にアスリートのコーチングをしている中で感じていることは、アスリートや指導者が、まだまだ競技人生からセカンドキャリアというつながりでキャリア全体について考えている人は少なく、キャリアに関する情報にも疎い傾向があって、企業や社会、支援する側とアスリートの間にあるギャップ埋めていくことが今後の課題なのではないかと感じました。

キャリアについてのギャップとメンタルトレーナーとしてのできること

現役アスリートとアスリートのキャリア構築に関する取り組みとの間にギャップがあるのは、アスリートのセカンドキャリアについての意識が高い人達は現役を引退した人達がほとんどだということが理由の1つだと思います。

引退したアスリートが自身の体験からセカンドキャリアを考える必要性を感じていて、現役のアスリートはやっとプロや実業団などには入れて競技の世界で生き残ることに必死であったり、競技に打ち込めていて意識が競技中心になっているので、ギャップが生まれるのは当然です。
アスリートが現役生活の中で競技だけに意識が向くこと自体は当然のことなので、現役選手が人生全体を通じたキャリアへの意識が低くなることを前提とした取り組みが必要になると感じました。

私のところには小学生から大学生までのアスリートもたくさん相談に来てくれているので、その中で競技の相談に対応しつつキャリアに関する意識の啓発なども行うケースもあります。
このような取り組みは、メンタルトレーナーとしての立場でできることなので今後も継続していきたいと考えています。

下記はスポーツ庁のYouTubeチャンネルで、Athlete Career Challengeカンファレンス2022の様子が配信されています。
    ↓
https://www.youtube.com/channel/UCB15YA0REtA6cY8CEaxkPYQ


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