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きのホ。いまゾーンB、そっちは?千穐楽
先日アイドルグループきのホ。(きのぽと読みます)さんの音楽劇ツアー、「いまゾーンB、そっちは?」の千穐楽公演に行って参りましたので、きのホ。さんの紹介も兼ねてレポを書いておこうと思います。
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日時:2023年7月17日(月・祝)
場所:東京キネマ倶楽部
(東京都台東区根岸1丁目1−14)
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この日は仕事が休みだったのでチケットを取ってあったきのホ。のツアー千穐楽へ向かいました。
千穐楽が行われる東京キネマ倶楽部の最寄りはJR山手線鶯谷駅です。
ちなみに駅から見ると北口ですが、南口に降りて左手、陸橋を渡るとすぐ着きます。
逆に北口に降りるとラブホ街を抜けていかなければならないのでなんとも言えない気持ちになります。ご注意下さい。
きのホ。とは?
さて、まずはきのホ。さんの紹介をしていきましょう。
きのホ。とは…
きのホ。(きのぽ)は、趣のある()寮で共同生活をしながら送るリアルタイムアイドル物語を送るアイドルグループの名称。
京都を拠点とする5人組のアイドルグループです。詳細はWikipediaをご覧になってほしいのですが、2021年に活動開始した比較的新しいグループです。
現在のメンバーは5人です。私から見た印象をふまえて軽くご紹介していきます(順不同)。
一部Wikipediaを参考にしていますが、もし間違いがありましたらこっそり教えてください。
メンバー紹介
◆小清水美里
なんともいえないオレンジ担当。ニックネームは小清水、美里ちゃんなど。さつまいもが好き。ライブ中見せるひまわりのような笑顔と指先まで神経が行き届いた綺麗なダンス、皆を支える安定したボーカルが特徴。
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◆桜寝あした
内出血パープル担当。ニックネームはらねちゃん、桜寝など。細身のおしゃれさんでお酒とカレーが好き。ライブではガンガンお客さんを煽ってくる力強く頼もしい存在。爆発力のあるハイトーンも魅力。ツンデレ疑惑。
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◆小花衣こはる
生焼けピンク担当。ニックネームはこはる、ハム、こはむなど。声質がハスキーで格好良い。ギターも弾けるのでたまに弾き語りなどを見せてくれる。包容力のあるお姉さんタイプかと思いきやたまにいじられたりもするお茶目さも。
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◆御堂莉くるみ
3日放置グリーン担当。ニックネームはくるちゃん。可愛らしいフワフワとしていそうなお顔とは裏腹にドスの効いたパワー系の歌唱力を持つ。また、可愛らしくも歌えるので幅広いレンジで楽曲を彩っている。ドラゴンボール好き。
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◆御守ミコ
保冷剤ブルー担当。ニックネームはミコちゃん。涼しげな目元と長いポニーテールがトレードマーク。声質は澄んでいて綺麗で清涼感がある。絵画や金工などアート関係に強く、その作品は思わず目を見張るほどのクオリティ。
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こちらの個性豊かな5人がメンバーです。
きのホ。の魅力
ここからはきのホ。の魅力を少しだけお伝えできればと思います。
とりあえず端的に申し上げますと…
・熱いライブ
・良い楽曲
・色々な面白い仕掛け
この三点でしょうか。
まず私個人の考えとして、アイドルだろうがバンドだろうが音楽でメシを食っている以上、ある程度の歌唱力や演奏力、表現力などは持っていてほしいなと思っています。
その上で楽曲が自分の好みであれば聴き込む…といった感じです。
ただ、歌唱力といっても声楽家の方のようなものを求めているわけではありませんし、バンドであればスタジオミュージシャンのように完璧な演奏をしろと言っている訳でもありません。
ライブで魂を感じられるような熱い何かがあれば全く問題ありません。アイドルさんの場合、歌って踊るのでどうしても息上がっちゃいますしね。
今の時代はサブスクで色々な楽曲を聴けるので人によっては幅広くチェックする方もいらっしゃるかとは思いますが、どちらかというと私は狭く深く聴くタイプなので、ライブの楽しさと楽曲の良さがぴったりはまった時は追いかける感じです。
ちなみにきのホ。さんにはこの二つがあると思っています!ライブも楽しいしハンサムケンヤさんの作る曲も好きです。
あとは仕掛け(運営側)の部分ですが、プロデューサーの新井ポテトさんがファンを楽しませてくれるような企画やサービスを色々と出して下さっているので追っていて飽きないです。
時におかしく時に大胆にワクワクするものを作って下さっているなと感じます。
また、ピューと吹く!ジャガーやすごいよ!マサルさんでお馴染みの漫画家、うすた京介さんが初期に関わっていたというのも個人的に大きいです。
元々マサルさんやジャガーさんの世界観やギャグが好きでよく読んでおり馴染みがあったのと、現在アイドルグループPIGGSのプロデューサー兼メンバーをされているプー・ルイさんが過去に所属していたグループ、BiSのコンピアルバム「びすけて」のジャケットを描いて下さっていたので印象に残っていたのです。
(マサルさんを読んだことのある方なら"びすけて"の元ネタが分かると思います)
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このように様々な要因が絡み、今私がゆるく追っているきのホ。ですが、今回音楽劇ツアーというライブ+演劇をミックスした公演で全国を回っており、ちょうど千穐楽が東京で行われたので行ってきた次第です。
前置きが長くなってしまいましたが以下、ざっくりとした公演の概要と感想です。
いまゾーンB、そっちは?
こちらがタイトルなのですが、二つの意味がかかっています。
まず一つはライブハウス「ゾーンB」を中心としたストーリーであること。架空のライブハウスを舞台として物語が始まります。
ゾーンBでライブを行うアイドルグループ「ぶれえめん」のメンバーの小清水美里、桜寝あした、御堂莉くるみ、御守ミコの4人。このグループは人気がなく、ライブを観に来るお客さんが一人もいません。メンバーのモチベーションも下がりがちに。
そこへライブハウスの管理を任されてやってくる不動産管理会社社員の小花衣こはる。
この5人が出会い、紆余曲折を経て小花衣がメンバーとしてぶれえめんに加入します。
5人は最初で最後のワンマンライブに向けて仲違いなど様々な問題にぶち当たりながらも練習し、衣装やポスターを用意し、当日に備えます。
そして公演の終盤では華やかなワンマンライブを披露してくれます。
そしてもう一つの意味はゾンビのお話であること。
ゾンビ、つまり死人です。
実は桜寝、御堂莉の2人は上からノルマを課され1000年以上働いている死神、小清水により偶然を装って集められており、事故に見せかけて既に殺されていました。
しかし、桜寝・御堂莉の2人は自分が死んでいることに気づかずにゾンビ(幽霊)として過ごしています。
そんな中、ノルマを新たに課された小清水は生者である小花衣を新たにメンバーとして引き入れます。
それを嫌われ役を買いながらも密かに阻止しようとする死神ハンターである御守。
ゾンビと生者、死神と死神ハンターの四者の思惑が絡み合い、事態は深刻に。
ですが、最初で最後のライブの前に皆それぞれ思いの丈を吐露し、全員納得した上で意思を固めて全力でライブを行うことになります。
そして物語はライブパートへ。
5人で行ったライブ後は会社を辞めた小花衣が1人ライブハウスゾーンBにて働いており、どこからか小花衣の携帯へと着信があります。
他愛のない話をし、今どこにいるのかと聞かれてこう答えます。
「うん、いまゾーンB。そっちは?」
こちらのセリフで〆となります。
この劇では劇中と客席側の時間軸がリンクしており、小休憩を挟み劇の後半で行われるライブパートでは我々は劇中のぶれえめんを観に来た客という設定でライブが行われます。なお、このライブは実際にしっかりとしたパフォーマンスを行います。
ゾンビや死神、死神ハンター、そして人間が混ざっているライブなんて今まで見たことがありませんでしたから、私のみならず他の方の記憶にも残るライブになったことでしょう。
客である私としては、いつもの活動に加えて劇のセリフや立ち回りを覚えるというとんでもなくハードなことをやってのけたきのホ。さん達に大きな拍手です。お疲れ様でした!
今回は生バンド付きだったので演奏もライブ感があってとても良かったです。
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きのホ。さんは通常のライブも楽しいので少しでも気になった方はYouTubeでMVなどを見てみたり、ライブにも足を運んでみていただけるとメンバーも喜ぶと思います。
それでは!
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