初めての携帯電話

今日も湯船に浸かりながら
この原稿を書いています。

週の半分を福岡で過ごすようになり
ドコモは保証金が高いので
初めての携帯電話をセルラーで
(現在のauです)
契約する事にしました。

その頃はドコモ一社しかない所に
セルラーが鳴物入りで
日本に参入してきたんです。

大阪のセルラーの
お店に行って聞いてみると
申し込みが殺到しており
1年待ちだと言われました。

回線の問題なのか
携帯電話本体の生産が
追いついていないのか
記憶にないのですが
今じゃ考えられないですよね。

大阪の関西セルラーで
1年待ちだと言われましたが
次の週、福岡に行った際に
九州セルラーのお店に行くと
すぐに契約できるとの事でした。

何でも聞いてみるもんだね...
契約書類に記入して
お店の方に渡すと
「これでは契約出来ません」
との返答でした。

「んん?何でダメなんですか?」
と聞いてみると
契約者が九州の方でないと
申し込み出来ないんですと。

いやいや、今は週の半分を
九州福岡で仕事しているのですよ、
それでもダメなんですか?

請求書の送り先、
すなわち契約者が
九州にお住まいの方でないと
契約出来ないとの返答でした。

これも今では請求書の送付をやめて
WEBで確認して下さいになってますから
その時代を反映してますよね。

テレビに出ているタレントであろうが
ダメなものはダメ...
仕方ないですけど諦めはつきません。

そんな話をロケのスタッフにすると
私が契約しましょうかと
言ってくれる方が現れました。

私が契約するから使って下さいと。
今みたいにクレジットカードのでの
決済はまだ出来なくて
銀行口座から引き落としだけでした。

使っていない銀行口座があるので
それを携帯電話の引き落とし口座にして
毎月そこに入金しておいてもらえたら
いけるんじゃないですか。

そんな裏技があったか‼︎
本当の事をいうとダメですが
セルラーの会社も出来たばかりで
その頃はゆるかったのか
セルラーの方にもご了解を頂いたんで
初めての携帯電話を持つ事になりました。

この契約が後になって
ちょっとした騒動になるのですが
そんな事よりも
目の前にある携帯電話の事で
頭がいっぱいになってました。

携帯電話への憧れの方が
優ってたんですよ。
だってまだ吉本で
携帯電話を持っていたのは数人で
三枝師匠(現在の六代文枝)か
うちのきん枝師匠(現在の四代小文枝)
ぐらいでしたから。

それも大きな車につけて使うような
ショルダーバッグみたいなデカいもの。
携帯電話ではなく車載電話です。

それよりもコンパクトで
コンパクトと言っても
肘から手首ぐらいのデカいサイズ、
戦争映画に出てくる
デカいトランシーバーみたいなもの。
でもその頃はそれが
一番小さな携帯電話でした。

新しいガジェットが大好きな私としては
持っている事自体が嬉しかったですね。

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