【痛みの勉強をしている人ほど陥りやすい】痛みに固執している患者さんへ言っちゃダメなこと
今日から少し臨床の話し(気づき)も書いていこうかなと。
セミナー等で講義できるほど客観性(エビデンス)はないんだけど、でも臨床のリアルな部分としてはめちゃくちゃ大事ですよね、みたいな。
経験論ベースの話も多少混じっているので、興味ある人にだけ読んでもらえたらそれで良いと思っています。
今日は、痛みの臨床を進めていく際に「正論でいくとそうなんだけど、実際はちょっと遠回りが必要だよね」という話しです。
前半は、痛みに固執している患者さんに対して言っちゃダメなこと。
後半は、痛みに固執している患者さんに対しておすすめの介入方法。
この2点をお伝えしていきたいと思います。
痛みに固執している患者さんへ言っちゃダメなこと
慢性的に痛みがある人の臨床を進めるときに、痛みに対してすごく固執している人っていると思います。
何を質問しても、「痛みがあるから…」「痛くてできない…」など、枕詞に常に痛みがついてくるようなケースです。
こういうとき、痛みの勉強をしている方であれば
「この人は痛みに固執傾向にあるかもしれない。いわゆる痛みの認知的側面の色が強いケースだ。」
というかたちで、いかにしてこの固執状態から脱却させていくかというのを考えると思います。
ゆえに、ここで患者教育として痛みの固執が慢性化しやすくなるワケというのをお伝えしていくと思うのですが、よくやりがちな失敗パターンがあります。
それは、患者さん本人に
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