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【当たり前の基準を高くするメカニズム】リーダーがすべきことはメンバーを鼓舞することじゃない

皆さん、こんにちは、きんたろーです。

今日は僕がチームをつくっていく際に大切にしていることを共有したいなと思っています。

まず結論として、僕がチームづくりを行う上で最も重要視しているのが「当たり前の基準をいかに高い水準で保てるか」です。

これについては以前も少し触れたので興味ある方はこちらも併せてご覧ください。

さて、当たり前の基準とは何か

すごくざっくりいうと「これをやるのは普通だよね」という、この感覚です。

で、この当たり前の基準は人によってばらつきが大きく

例えば「挨拶をすること」これが”当たり前”だと思っている人もいれば、そうでない人だって世の中には沢山いるわけです。

もうちょっと高いレベルの話しでいくと、「勉強すること」も同じです。

「理学療法士なら勉強するのは当たり前だよね」と、勉強することそのものが当たり前の人もいれば、それが自分にとってはめちゃくちゃ負担でストレスに感じてしまう人だっています。

要するに、当たり前の基準というのは「それを努力と感じるかそうでないのか」みたいな世界観で、努力と感じてしまう総量が多ければ多いほど、その人自身の余裕は削られるし仕事に対するストレスも高くなってしまいやすいです。

結構ね、ここが離職につながりやすい一つのポイントになっているかなと。

故に、僕がチームづくりを進めていく上で大切にしているのは「努力をさせない」ということ。(頑張らせないという意味ではない)

分かりやすいところでいくと「自己研鑽は業務時間内にやりなさい」とかです。

僕が運営しているリハビリ施設で勤務してくれているスタッフのみんなは、日々担当患者さんの臨床ノートを書き、足りない情報は論文を読むということをひたすら繰り返しています。

この作業は、患者さんに対するサービスの質に直結することなので「必要不可欠」な行為です。

質の高い仕事を提供するために必要不可欠な行為を個人の努力に委ねるというのはちょっと僕の中では違うんです。(セミナーとかは休日にあるのでどうしようもないんですが、今後は振替休日システムをつくろうかと思ってる)

こうした仕事に直結する自己研鑽というのは、業務時間の中で行なってもらっていて、かつこの作業自体集中力を伴うものであるため「職場に来てやってください」とは言ってません。

マクドナルドでもいいし、スタバでもいいし、なんなら自宅でもいいです。

重要なことは「生産性高く思考を回転させること」だから、どこでやるかというのはあまり重視していません。

「自己研鑽を業務時間外でやってください」となるから一気に努力感が増してしまう=当たり前のことから逸脱してしまう

なぜなら、自分のプライベートを削りに削られるからです。

だからこそ、自己研鑽は業務時間の中に収めて「仕事の一環」として取り組んでもらう。

それが勉強することに対する当たり前の基準を上げる一つの方法だと思っています。

さて、ではここからは当たり前の基準を上げるためにとても重要な「文化(カルチャー)」の話しをします。

先ほどまでは具体的な事象を一つ話しましたが、ここからは当たり前の基準を上げるための『メカニズム』の話しです。

抽象化してご自身の組織にトレースするならここを必ず抑えておきましょう。

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きんたろーがビジネス&キャリア戦略やリーダーシップ、マネジメントについて独断と偏見で持論を展開するマガジン。個で生き抜く力を身につけたい医…

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