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絵をたくさん描いた

先週、市ヶ谷のセブンアカデミーで刺激的な仕事してきた。作詞家の松井五郎さんと声優の野島健児さんと僕で、言葉と声と絵のコラボライブ。ライブといってもオンラインライブで編集してあるんだけど、ほぼ全てがいきなり本番の1発収録なので、結局ライブなのでスリリングでした。
これは松井さんプロデュースの「東京Ø区」というイベントで、その第一弾が僕と野島さん。声優として活躍する野島健児さんは、以前、彼のCDのジャケットを二度担当させてもらって、ライブも何度か一緒にやったことがあるのでまた一緒できて嬉しい。あのときは野島さんが自由にやらせてくれて、僕がライブで描いている後ろのスクリーンを野島さんが見えないことをいいことにお客さんとふざけたりしてすごく楽しいライブだった。だから安心してコラボできるんだけど、今回は松井さんプロデュースだし、暴走するより、自由でありながら調和の取れるライブに貢献できたらなと思った。
邦楽をほとんど聴かない僕だって松井五郎さんのことは作詞家として名前は知っていたけど、人によってはチャゲアスだたり、人によっては安全地帯だったり、吉川晃司だったり、氷室京介だったりするのがすごい。僕にとっては子供が見ていた番組の「100%勇気」の人だったよ。そこまで色々やっている方でもっと商業的な感じの人かと勝手に思っていたら、すごくライブ感やクリエイティビティや実験的なことをやろうとしている方で一気に尊敬してしまった。商業的でもクリエイティビティでも、そのどちらかだけだと「ふーん」って感じなんだけど、その両方を備えている人は本当にすごいと思う。僕もいつもそうありたいと思っているんだ。

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ライブは松井さんが野島さんに書いた詩を朗読して、僕がそれにインスピレーションを得て絵を完成させていく姿をスクリーンで見せていく形で、僕はライブでイラストを描くことを「ドローイングシアター」と名付けているよ。
確か11月にみんなで顔を合わせて、こんなことがやりたいと雑談的な打ち合わせをして、それから2月以上はなんの連絡もなくて、収録の2日前に、「明後日よろしくお願いします、入り時間は14時です」って連絡がセブンアカデミーの人が来て、「僕は何をすればいいんだろう? 何をやるんだろう? 」とわかったようなわかってないような疑問や、「そもそも本当にやるんだろうか? 」というような思いも持ちながら市ヶ谷に行ったら、もう色々準備ができてて、いきなり本番の連続ですごくエキサイテイングでした。もちろん僕も何があってもいいような経験と画材を多めに持っていったつもりだけど、まあ、結局持っていった画用紙より、そこにあった言葉やコピー用紙の方がペンの走りも早かったし、自分でも思ってもなかったような面白い絵がたくさん描けた。作り込んだ完成形もいいけど、荒く、ライブ感満載のこういうパフォーマンスは本当に色んなエネルギーが詰まっているね。
ライブの後の僕と野島さんのホッとした表情としてやったりてきな松井さんのアフタートークも面白かったです。

当日、ライブで描いた絵も、みんなが販売したらいいよといってくれたので、セブンアカデミーのサイトから販売すると思います。その時の空気が感じられるよ。
じゃあ、よかったら見てね。アーカイブもあるよ。詳しくはこちら。

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