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SS・短編まとめ

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心にぽつり、ほっこりする瞬間を。自身が作成したSSや小説をまとめてあります。週1追加を目標中!
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記事一覧

小説投稿のお知らせ

こんばんは。 久しぶりに、小説投稿のお知らせができることを嬉しく思います! 今回投稿した…

六角橙
3週間前
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おやすみ短編『からあげの卵』

 大学生の頃の話。初めての一人暮らしをする場所に私が選んだのは、ひなびた商店街の一角に建…

六角橙
2か月前
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140文字小説 4編

Twitterに投稿した140文字小説をまとめてみました。 地獄でも、中には復讐を遂げるに最適な人…

六角橙
6か月前
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ショート・ショート『ピンク色の雪』

ある日、空から薄ピンク色の雪が降ってきた。 雪に当たった人々は「綺麗だねぇ」「寒くなった…

六角橙
7か月前
8

【ショート・ショート】「丸ハゲの白鳥」

 故郷の町が『新しいゆるキャラ』のコンペティションを開催すると知ったのは、締め切り日の3…

六角橙
7か月前
5

コーヒー1杯より早く【ショート・ショート】

3丁目にある小さな喫茶店で、マグカップはいつも妄想していた。 自分もいつか、コーヒー豆たち…

六角橙
7か月前
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『スーパーライブ・in岬』|#毎週ショートショートnote #強すぎる数え歌

「つまり、この数え歌は、まだ真の姿ではないんですよ……」  殺風景な岬の上で、黒いコートを身にまとった男が呟いた。  観客はごくりと唾をのむ。  数え歌の真相が明らかになり、名探偵の口から犯人の名が叫ばれるのだ。 「数え歌が、示すのは……!!」  歓声が岬を揺るがす。  耳をつんざかんばかりのハウリング。だが観客にとっては、ライヴ感を煽るスパイスに過ぎない。  ファーストシングル『一つ、手毬をついてみれば』から始まる、十二曲。  強すぎる数え歌としてヒットチャートを

アル中ピオスの杖【ショート・ショート】

 缶ビール三ケースをエサに、マークは今夜の仕事場へ呼び出された。  シリコン製の手袋をは…

六角橙
7か月前
5

【怖い話】共感漫画

※私が知る限りではありますが、この話はフィクションです。 大学を卒業し、就職から3ヵ月、…

六角橙
4年前
7

【短編小説】廊下の板チョコ

 板チョコが落ちていた。  我が家の廊下に。  包み紙を剥いた状態で。 ── どうしてこん…

六角橙
1年前
7

ひとりぼっちショートリレー小説「管理新卒」

 桜が舞い散る。おぞましい獣の唸り声は、全く似つかわしくない。河川敷に川の流れは静かで、…

六角橙
8か月前
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短編小説【狐のぬいぐるみ】

── 推しの姿をかたどったぬいぐるみを作る。  そんな人間の文化を、どこからどう知ったか…

六角橙
8か月前
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