馬鹿野郎

ふわっちという配信サイトで民俗学(日本の妖怪)についての講義を行ってくれている先生がいる。私は先生の講義が好きで時間の合うときは必ず遊びに行っている。普段は穏やかで和気あいあいとした調子で進むのだが 昨日は先生の配信に匿名で好意的ではないコメントをする人間が現れた。

「妖怪なんていう利益にならない学問を子供が大学で学びたいと言ったら素敵だねって言えますか」
「妖怪いいねというのは 文学部に入って小説家になりたいのねいいわねというアホ親と同じ 現実を見ろ」
「利益にならない学問は趣味で学べばいい 金を出しているのは親」

そいつはざ
っくりと上記のようなことを言ってきた。

昨夜は先生の懐の深さと寛容さと賢さと品格の高さによって また他リスナーさん方の良識によって 匿名さんの批判はさまざまな意見が出るきっかけになり平和な枠閉じになったのだが・・・

なんっっかモヤモヤすんなあ!!!!


言いたい事がたくさんありすぎて冷静になるのが大変だった。もともと私は人より喧嘩っ早くてそれでたくさんのトラブルの種を撒いてきたというのに。ここでもイラっとしてしまった。だから昨日言えなかった批判への批判を 自分の心の平安のためにここに書いておこう。

まず「現実を見ろ」という言葉だが 現実として民俗学でお金を稼いでいる人はたくさんいるよね。現実として少し前には社会的に低く見られていたアニメ漫画ゲームでお金を稼いでいる人 たっくさんいますよね。

そして文学部は小説家になるための学部ではありませんw
文学はただ本を読んで楽しいね^^って言ってるだけの学問でもない。文学を通してその小説の背景にある経済や社会や人の心理やジェンダーなどさまざまな問題と 当時の人間がそれらの問題課題にどう対処してきたかが理解できる。そこから私たちはいまの社会に必要な知識を学ぶことができるし新たな視点を発見することもできる。

それすら知らない知識の浅さで利益になる・役に立つ学問をきちんと見分けることができるのだろうか。子供に押し付ける前に自分が勉強すべきだ。

私がもっとも許せないのは「学費を払っているのは親なんだから」という一見正当に思える意見。待って待って待って待って。親が子供の学費を出すのは当たり前でしょう。だって あなたが勝手に産んだんでしょ?勝手にセックスして勝手に気持ちよくなって勝手に子供つくって。産んでくださいって子供に頼まれたの?違うでしょう?現実を本当に見ているなら この世で生きることは多くの困難が伴うということも知っているはず。それでも欲しくて子供つくったんだよね。それなら最低限子供のやりたい事を叶えてやるのが親じゃないの。自分の勝手で産んだ子供に「こっちは金払ってやってるんだ」って何様だよって話。だいたいお金を武器に子供より優位に立とうとしている時点でお金でしか子供を説得できない狡い人間なんだなとわかる。そんな人に押し付けられた生き方を強いられる子供が可哀想だよ。

アホな親ってやっぱ多いんだよな。


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