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【フィールドワーク記録(1)】星神社<岡山>

 投稿が遅くなり申し訳ありません。盆前からちょっと色々とばたばたしておりまして、noteの更新が出来ていませんでした。

 しかも今回はいつもお送りしている「陰陽道閑話」ではなく、もう一つの話題である「フィールドワーク」のレポートをお送りします。

 私は基本的に専門は平安中期(殊に10世紀~11世紀)における陰陽道と、陰陽師の実相・・・というやつなんですが、どの研究者さんでもそうですが、併せていくつかの研究テーマも持っています。私の場合は西日本、主に中国地方における安倍晴明伝説と陰陽師伝説(星辰信仰の地)の調査・・・というのをもう一つの研究テーマにしております。

 この【フィールドワーク記録】では、今までに現地調査した晴明伝説の地、陰陽師伝説の地などのご紹介を中心に、神話の舞台となった地や、歴史にまつわる地の事を紹介していきたいと思います。

 今回は岡山県にある「星神社」(岡山県岡山市北区真星)。流れ星が落ちてきて祭神になったという神社です。

吉備真備を輩出している岡山県…備前・備中から、私が住んでいる広島県東部の備後地方にまたがる吉備一帯は、直接的にも間接的にも陰陽師にまつわる話がたくさんあります。そして、その陰陽師伝説(安倍晴明伝説)には必ず星にまつわる一件が絡んでいます。

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