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言ってることより、やってること


「言ってることより、やってることを見ろよ」

就職したてのころ、先輩に言われた印象に残っている言葉。そのときはあまりにピンとこなくて、「はあ」となんともボンヤリした返事しかできなかった気がします。



わたしはすぐ、言葉に惑わされる。アレ?と思ったとしても、「今だけやってないのかも」「わたしが知らないだけで実はやってるのかも」と思い直してしまう。それは自己肯定感が低くて自分を信用できないからだけじゃなく、ものごとは一面だけで決めつけず多角的に見たい性質だからでもあるんだけど。



それでもここ何年かは、自分のアレ?という感覚は信じるに足る、とやっと思えるようになってきました。アレ?と感じたら、まあだいたい合ってる。誤解してゴメンよ、なんてことはない。



SNSでも、いくらいいことを書いていても、リアルでそこはかとない意地の悪さを感じたならそれが「やってること」。自分だけがなんらかの理由で意地悪されているわけではなく、おそらくほとんどの人がされている。それに気づかない人が多いのは、「言ってること」に惑わされているからで、その人の本質は「やってること」つまり意地悪が本質。やはり「言ってることよりやってることを見ろ」と教えてくれた先輩は正しかったな、と思うのです。


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