トヨタホーム株式会社の株式交換によるミサワホーム株式会社の完全子会社化を利用したアービトラージ 副題:イベントドリブンを利用して、トヨタ株を割安で購入する裏技

2019年5月9日 MISAWAホームIRより、トヨタ自動車株式会社の子会社であるトヨタホーム株式会社の株式交換によるミサワホーム株式会社の完全子会社化に関するお知らせが縦覧に供されました。

IRより引用

https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/botkgs/

本株式交換は、トヨタホーム及びミサワホームについて、それぞれ2019年11月頃に開催予定の臨時株主総会において承認を受けた上で行われる予定です。本株式交換は、いわゆる「三角株式交換」の方法によるものとし、ミサワホームの株主の皆様には、本株式交換の対価として、トヨタホームの普通株式(以下「トヨタホーム株式」といいます。)ではなく、トヨタホームの親会社であるトヨタ自動車の普通株式(以下「トヨタ自動車株式」といいます。)を割り当てることといたします。また、本株式交換の効力発生日(2020年1月7日予定)に先立ち、ミサワホームの普通株式(以下「ミサワホーム株式」といいます。)は、株式会社東京証券取引所(以下「東京証券取引所」といいます。)市場第一部及び株式会社名古屋証券取引所(以下「名古屋証券取引所」といいます。)第一部において、2019年12月30日付で上場廃止(最終売買日は2019年12月27日)となる予定です。現在の本株式交換の効力発生日が変更された場合には、上場廃止日も変更される予定です。

これにより、MISAWAホーム株を株式交換の効力発生日まで所持すると、トヨタ株<7203>に交換が行われます。

それでは、この三角株式交換を利用した、トヨタ<7203>とMISAWA<1722>のアービトラージを紹介いたします。また、それの発展として、割安でトヨタ株を購入できる方法を解説いたします。

株式交換のイベントドリブンは、武田シャイアー、出光昭和シェルなどM&Aが主流となる現在では非常にチャンスが多い手法となっております。鞘取りの考え方はどの株式交換案件でも同様なので、応用が効きます。この記事を購入すれば、今後の株式交換イベントをチャンスとしてうまく収益にすることが出来ると思います。イベントドリブンではありますが、非常にシンプルな考え方であり、収益に結びつきやすいです。

少なくとも毎日0.3%ほどの乖離は取れますので、投じた金額は簡単に回収できるかと思います。

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