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[原神] 行秋の異常な性能について

行秋というキャラクターはベネットなどより遥かに異常な性能を持っている。元素量やICDの観点から見ればこれは明らかだ。

行秋の基本的な運用は
▪ 祭礼の剣
▪ スキル2発でエネルギーが溜まり切るチャージ効率
によりほぼ常時爆発による水付着ができる反応サポーター、という事になる。

ここで比較の為、他のキャラのサポーターとしての元素付着能力を見ると、
▪ 香菱爆発:1U/1秒(ICDはほぼ無いのでヒット間隔による)
▪ 珊瑚宮心海スキル:1U/2秒(ICDなし?)
▪ ガイア爆発(星座5重まで):7U/8秒(0.6秒ごとに1ヒット、3ヒット/2秒?のICD)
▪ フィッシュルスキル(星座5重まで):4U/10秒(1秒ごとに1ヒット、4ヒット/5秒のICD)
▪ フィッシュルスキル(星座6重):6U/12秒+通常攻撃に追撃
▪ 北斗爆発:通常攻撃に追撃(2ヒット/2秒?のICD)
▪ 雷電将軍スキル:2.7秒ごとに1U(最短で0.9秒ごとに1ヒット)
などとなっている。通常攻撃の目安として宵宮の場合、約3.1秒で5段が発生する為、追撃の発動機会は1.6回/秒となる。ただICDがあるので、付着頻度はその1/3以下になる。

このデータから分かるのは、行秋を除くと最上位の付着頻度を持つ香菱でさえ1U/秒にしかならないという事だ。これに対して行秋の元素爆発は、3ヒット/2.5秒のICDを持ちながら星座6重(完凸)でなくても毎回2/3ヒットする為、ほぼICDという仕様が無効になっている。宵宮が3.1秒間に5段7ヒットで1U×3を付着させている間に、行秋は2-3-2-3-2の計12ヒットで1U×5(12/3=4に加えて2.5秒でのリセットが入る)の付着をする事になる。つまり5U/3.1秒=1.6U/秒だ。蒸発で0.5倍消費の反応だから水付着は単純計算すると 5-3/2=3.5 [U]も余剰になっている!

胡桃で考えても、ICDのない重撃をジャンプキャンセルでループすると最速でも1.2秒ほどになるが、通常1段目(これはICDに引っかかる可能性がある)と合わせて2Uの炎付着となる。この場合は血梅香と合わせると行秋の水付着を上回るタイミングもあり得るが、通常を振る回数を増やせば勿論胡桃だけがICDで付着頻度を下げる事になる。

結局メインアタッカーが通常攻撃(命中する必要もない!)を含む立ち回りで設計されている限り、行秋の異常な付着性能を圧倒する事はできない。水という消費されにくい元素(炎による蒸発は0.5倍消費だし、感電や凍結もある程度持続時間がある)なのもあり、例えば上位互換として2U付着を連発できるキャラを考えてもDPS面での優位性は無い。(ただ炎シールド割りでは便利だ。)草キャラの実装に伴う反応システムの改変でも無い限り、水付着能力だけで言ってもこれ以上のサポーターは存在し得ないだろう。それか通常攻撃以外を延々と振り続けられるメインアタッカーが登場するか。

ベネットも過剰と言える性能ではあるが、バフ能力の向上によりいくらでもより強力なキャラが設計できる。行秋はこうした可能性がほぼ無いという点で「異常」なのだ。