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先週のkinologue 【6/10-16】

梅雨入りはまだだけど、紫陽花の盛り。うちのニューフェイスはカシワバアジサイ。自分で選んで庭師さんに植えてもらったものの、花が咲いたら植えたかった紫陽花じゃないことが判明。がーん。しかし植えたかった紫陽花の名前がわからない。画像検索してもカシワバアジサイとしか出ないし、カシワバアジサイにも種類があるのかしらん。ま、違ってもこのコをかわいがりますけどね、もちろん。玉ねぎとじゃがいもの収穫は今週やることの一つ。

いつもは5月中に来ていたフィンランドの映画祭の招待がまだ来ないなと思っていたら、今年はアーリーバードの案内が来て、遂に招待終了〜に愕然。部屋にサウナがあるゴージャスなホテル、もう泊まれないのね。涙。去年は大使館でのパーティーもなかったし、いよいよコスト削減の波がここにも。ま、普通は参加費を払うものだから仕方ないけど、長年の恩恵の習慣から受け入れ難く、すぐに申込む気にならない。諸々プランを練り直さないと。

オリジナル版より素敵な配置も表情も良きポスター。これをなぜメイン写真にできなかったのか。

「婦人之友」連載4回目が載った7月号が先週発売に。紹介した1本は、いつも地味だけどハズレなしのアレクサンダー・ペイン監督の新作、6/21公開の『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリデイ』。季節外れのクリスマス映画は、昔、宣伝を担当してバレンタイン公開だった『ラブ・アクチュアリー』以来。という話を担当編集さんに話したら、ひとしきり編集部でラブアク話になったとか。今でも愛されてるなぁ。この映画はイブで終わることなく、クリスマス前から新年にかけての休暇を共にした3人の物語。滋味たっぷりのポール・ジアマッティは今回も文句なしだが、プロとしての演技経験ゼロの新人ドミニク・セッサも負けてない。そしてオスカーを獲ったのはもう一人のダバイン・ジョイ・ランドルフ。過ごしてきた1年を、人生を振り返るときにたまたま居合わせた3人の会話が味わい深いし、休暇後の最後のシーンがホントいい。もう1本は特集上映「暮らしの思想 佐藤真レトロスペクティブ」。5/24公開だったので6/12発売の雑誌で紹介するのは少し躊躇もあったが、以前一緒に仕事をしていた人たちが立ち上げた配給会社の応援もしたかったし、取り上げることにした。2年前に学会で出会った佐藤真亡き後も連綿と続く『阿賀に生きる』コミュニティに対する感動から、佐藤真の作品はずっと気になっていた。今回初めて観た3本に関しては本誌にてたっぷりと書いたので、そちらで。そして雑誌が発売になるとは、次回を考えるタイミングになるということ。7月は連休があって締め切りがいつもより少し早いようだし。焦。

創立じゃなくて移転100周年からなのか、そこここにイラストがあって柔らかく、新しい校舎群

週末は日本メディア学会@成蹊大学。吉祥寺駅から結構あるが、懐かしいけどものすごく変わった街並みをしみじみ歩いた。恐らく初めて来た成蹊大学は校舎が全て新しく快適。お金がある学校なのを実感。ちょうどこの日は小学校の説明会があり、まるで制服かのような黒スーツ・ワンピースの父兄と子供たちが大量にいた。留学生の目には異様な光景に写ったそう。2年ぶりの東京開催&久しぶりの懇親会のせいか、過去最大400名以上が集まった。元ゼミの先輩たちにも久しぶりにたくさん会って、先生方もお元気そうで楽しかった。学内の先生方も接点がないとお目にかかれないので初めてご挨拶。そして研究の刺激もたくさん。聞きながら、自分の研究がどんな位置づけになるのかを考え続けた。今回発表できれば良かったなぁと大いに悔やんだ(申込締め切りが10周年特集上映直後でまとまらず断念)が、刺激を受けた分はこれから形に。今週からライティングコースも始まるしね。


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