今週のkinologue【11/6-12】
急に冬めいてきたものの、金曜からずっと「バドジズデジドダ〜♪」が頭の中で鳴っている今週は、ゼミの先輩にお声がけ頂いたゲスト講師授業からスタートした。非常勤先がほぼ男子校状態なので、200名近い女子大での講義は新鮮。「映画配給のコミュニケーション・デザイン」というタイトルで、配給について一般論からkinologueの特殊配給まで、LiveQというシステムでリアルタイムに質問をもらいながら、先輩である先生と早口で喋り続けて楽しい時間だった。こんな裏方な話に興味を持って貰えるのだろうか〜と思っていたので、色々と質問をいただいて嬉しかった。「ミニシアターの映画を守っていくのはどうしたらいいですか?」には「ミニシアターに行ってください!」と一言。映画料金は高いという意見もあったが、割引やサービスデイ、会員制度を駆使して、1本でも多く観に行って欲しい。私が学生の頃「映画に助けられた」と思った気持ちは、きっと今の学生さんにも共感できるところがあるはずだから。
じわじわっと告知を始めた「ノルディック・シネマ・ワンダーランド」。
なんとkinologue10周年を記念して全配給7作品と、kinologueにゆかりのある『かもめ食堂』(ロケ地の食堂で2013年に上映ワークショップ開催)『希望のかなた』(寿司バーのシーンにエキストラ出演)、そして新作フィンランド映画『アアルト』(ゆかりがあると言えば元上司が配給w)を合わせて計10本の北欧映画特集上映を、12/6(フィンランド独立記念日)から24(クリスマスイブ)までの15日間(週2定休あり)、鵠沼海岸・シネコヤにて開催することとなった。
『マイヤ・イソラ〜』の上映でシネコヤさんに通い詰めていた頃だったか「今年で10年なんですよね〜」と話したら、シネコヤ竹中さんに「特集上映しましょうよ!」と言われ、何を言っているんだかと一笑にふしていると、暫くして「私は本気ですよ」と。10年で7本しか配給してないマイナーすぎる配給者の記念上映とかあり得ないでしょ!と思う反面、自分の地元で、それも七五三の写真を撮った写真館だった思い出深い場で、この10年を振り返ることができるなんて、幸せなこと、この上ないなと思った。そして「北欧のお祭りにしましょう!」ということになり、同じ商店街にある北欧雑貨店「Figue」さんも巻き込み、クリスマス・マーケット、ヒンメリづくりワークショップ、クリスマス・バージョンのクリーニングデイ、シナモンロールや映画にちなんだコンフィチュールの販売など、イベントも盛りだくさん!映画関連もダイアローグ・ワークショップ、映画を仕事にするならば…vol.2「映画配給のしごと」、各作品のアフタートークなど、kinologueで出来ることはとにかく何でもやることにしている。スケジュール等詳細は決まり次第、こちらにアップしていく予定。kinologueのSNSでも随時告知していくつもり。こんな狂ったイベントを実現してくれたシネコヤさんのためにも、暖冬に負けない熱い12月にします◎
かわいすぎて去年も同じ写真をアップした気がする〜と思いながら、今年もやってきた栗あんぱんの季節。フィンランドでは鬱屈して自殺者が多いと言われている11月も、秋を満喫し、来るべき冬のための準備の月として嫌いじゃない。ジンジャーシロップ第1弾も仕込んだし、シクラメンやビオラがぎゅっと詰まった冬の寄せ植えも完了。今週は大きな締め切りのひとつをとりあえず〆切日前に提出できたし、来週のもう1本の締め切りにこれから全集中。こうしているうちに終わっちゃうんだよね、11月は。
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