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先週のkinologue【7/17-23】

昨日は久しぶりの畑作業をしたせいか、いつの間にか爆睡していたので(涼しく寝苦しくなかった証拠)書きそびれ、潔く先週のkinologue。
先週はこの大量の木の人型から始まった。彫刻家の安藤栄作さんが作品制作の傍らカザ地区の被災者を想って一体ずつ彫ったもの。川のように置かれた人型の間をすり抜けながら、体奏家の新井英夫さんが踊る。こんなに体を使いこなす人を見たことがないと10年ちょっと前に思った新井さんが、昨年ALSという病で体の自由がきかなくなってしまった。神様はなんて残酷なんだろうか。しかし、今回のパフォーマンスを以前と同じ気持ちで見た。車椅子も体の一部となっていて、新井さんはやはり体奏家なのだ。その後は、木の人型を手に、150人が参加するワークショップ。木を触る、匂いがする、隣の人と叩いて良い音がするのを感じる。筋書きがなく自由で、温かい雰囲気に満ちたまま、最後はみんなで川の字になった。コロナ禍で失っていた「密」の楽しさを取り戻した時間だった。

今期の非常勤授業もいよいよ大詰め。最後の「メディア・リテラシー実践」で生成系AIを取り上げることにしたので、勉強、勉強。今、20歳前後の人たちにとって生成系AIは、私たちの世代がインターネットに出会ったのと同じくらいのインパクトになるはず。社会を劇的に変えていくものがやってきて、それがまだ不確かな状態にあることを実感してほしい。そのためにはどうしたらいいか、課題づくりに悩んだ。それに対して、今週はどんな提出がされるだろうか。週末は「生成系AIと教育」をテーマにした勉強会にも参加したが、まだまだみんな手探り。こういう時期は教育者じゃなくてもワクワクする。非常勤が終わった後は美味しいもの♪ということで、今回は南インド料理。尾久にあるこちらにわざわざ食べに来たのは理由があるが、それはまた。

この前に食べた豆のドーナツみたいなのも絶品

観たことのあるジブリは『もののけ姫』と『風立ちぬ』のみだが、最新作は観に行かなきゃいけない気がした。事前宣伝なしなんて、映画宣伝に携わる者としてはざわつくしね。賛否色々あるようだけど、やはり駿は苦手だなぁと実感。『風立ちぬ』が意外と大丈夫だったからいける気がしたが、このファンタジーについていけない。『風立ちぬ』はファンタジー抑えめだったし、「ひこうき雲」愛に引っ張られてたからか、とわかった。身も蓋もないことを言うと、駿の母性神格化が気持ち悪くて受け入れ難い。声優当てゲームとしては楽しんでいたが、木村佳乃以外は全く当たらず。一つくらい褒めポイントはないか探してみたが、思いつかない。天国に行く回廊?みたいなシーンでなぜかDUNEを思い出して、早く続きが観たいなぁなんて思っちゃってたしね。

シンプルにいけるポスターは羨ましい

やっと週末に梅雨明けして、夏が本格的にやってくる。今週は新刊の出荷、配信開始準備、非常勤最終日とバタバタして終わりそう。

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