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今週のkinologue 【10/2-7】

時差ボケを言い訳にしているうちに9月が終了。二度目のあまロスに浸る中、ようやく秋もやってきた。秋の花粉ももれなく一緒。フィンランドに行く前に「帰ったらやります!」といった現実に追われる日々が始まり、映画祭のフォローアップも。業界的には釜山映画祭や山形ドキュメンタリー映画祭が盛り上がっているが関係なし。今年もあと3か月弱。トップ画像の会場他、年内のたくさんの企てが実りあるものとなるように、精いっぱいやるべし。

先ずは来週末15日(日)豊岡にて『〈主婦〉の学校』の上映イベント。いつか行きたいと思っていた豊岡にお招き頂き、トーク参加予定でとても楽しみにしている。これを機に、ずっと行きたかった映画館やkinologue books本を販売して頂いている本屋さんなども巡るつもり。旅はまだ続く。

ほぼオリジナルと同じビジュアル

今週観たのはこちら。いちばん好きな俳優と監督の組み合わせで観ない訳にはいかない。前情報なく観たが、宣伝担当だった『ビッグ・フィッシュ』の時からご贔屓のビリー・クラダップもニューカマーな娘役も良き。原作も面白そう、読みたくなった。CGじゃなくグリーンランドでロケしたのも素晴らしい。リンクレーターらしいキラっと光るセリフもあり、ケイト様も『TAR』とは全く別人で女優としての凄みを感じる。けど、なんか物足りない。この役、ケイト様じゃなかったのか?オリジナルのままのビジュアルとコメディっぽい邦題もこれでよかったのか?最高な組み合わせなはずなのに、映画ってホント難しい。観るとコメディではなくミドルエイジクライシスな映画だが、先週帰りの飛行機の中で観たA24のジュリアン・ムーアの映画も重なった。

彼女たちが演じる浮き沈みが激しい年頃の女性たちは、先輩として実に頼もしいのだ。

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